第165話 ラウドネス/Devil Soldier ~戦慄の奇蹟~を語る

ラウドネス/Devil Soldier~戦慄の奇蹟~1982年 発表。

日本から登場したへヴィ・メタル・バンド、「ラウドネス」。驚異的な1stアルバム「誕生前夜」から更に成長した2ndアルバムは、妖しげな夜の香りが漂う!

私が最初に聞いたへヴィ・メタル・バンドはもちろん「ラウドネス」!そしてアルバムはこの「戦慄の奇蹟」であった!

それまで聞いていたへヴィーな音楽と言えばアルフィー。高見沢もメタル・ファンなので、アルフィーもメタルしていた!

思い出してみれば、私にアルフィーを紹介した友人から、ラウドネスも教えてもらったのでした。

怖い感じがする音楽という印象があった。

二井原実の驚異的ハイトーン・ヴォーカルは、魔女が歌っている様な妖しさがあった。

高崎晃のギターはもう凄過ぎて、最初は手も足も出なかった!

そしてあの頃のラウドネスの曲調は、独特の暗さがあった。昭和の夜の街というか、人生の陰というか、都会の闇というか、子供が近づいてはいけない異様な雰囲気があった。

アルバム・タイトルからして「誕生前夜」「戦慄の奇蹟」「魔界典章」だし、ジャケットもアレだったからね。

それでもとてつもなく魅力的だった。新しい世界が開けたのだ!

私のへヴィ・メタルの長い旅は、ここから始まったのだ!

夢の様な旅だった

〈Devil Soldier~戦慄の奇蹟~〉

side A

1)Lonely Player

コードをシャラーンと鳴らすリフで疾走するイントロ!今から考えると珍しい。アースシェイカーの石原がよく使う手法ですね。

歌い出しからハイE !そして魔女の様な声!強力だ!そしてこのメロディー!そしていやらしい歌詞!異様な妖しさが漂う!そういえば二井原のビジュアルもそうだった。

繋ぎ部分のコード進行も妖しく、不気味なアレンジが施されていた。

ギター・ソロはいきなりライト・ハンド!(当時はまだタッピングと言う言葉はなかった)そしてやみくもな速弾きはせず、メロディー主体で、必要に応じて速く弾く!

今聞いても凄い貫禄がある!天才は初めから天才だ!

後半のワウを掛けた音のハーモニーもカッコいい!

最後の二井原の、嵐の様なハイEの連発は凄い!

日本独特のテイストが溢れた名曲だ!

2)Angel Dust

イントロから二井原のハイトーンが凄い!山下のベースも唸る!ワウのかかったリフも印象的。

またしても歌い出しからハイEの連発!この頃の二井原は本当に凄い!声が出てしょうがないという感じだ!女でもこれほど出る人はめったにいない!

Angel Dust !

明るくキャッチーなサビだ!しかし安っぽく無い。抜けた感じがいい。そして「Lonely Player」でも出て来たが、プログレの様なユニゾン!これもラウドネスの持ち味だ!

カッコいいギター・ソロのシメは、メジャーキーの栄光のメロディー!これはいい!

最後は樋口のドラムが炸裂!どんどん速くなって行く!

3)After Illusion

サバスの様なへヴィーなリフから始まる妖しげなバラード。

なんていい曲なんだろう!と感動した!

美しいアルペジオ、泣いている様なエモーショナルな二井原の歌声!人生の裏街道を歩く女の哀愁がにじみ出ている!

サビのメジャーとマイナーが入り交じったメロディー、コード進行も素晴らしい!感動的だ!

ギター・ソロも泣いていて素晴らしい!70年代のスコーピオンズの様だ!

名曲!

4)Girl

イントロのドラムから凄い!

ファンキーな、というかブっ飛んだイメージだが、非常にハイレベルでプログレッシブなアンサンブルが繰り広げられている!

遊び心と実験的要素が融合した曲で、ライヴでプレイしたらもの凄いインパクトがあると思う!

名曲の扱いを受けていないので、歴史に埋もれているが、ラウドネスのポテンシャルの高さを表した凄い曲だ。

side B

5)Hard Workin’

比較的高音域のメロディーを使ったリフが面白い。

曲調は「After Illusion」をアップテンポにした様な感じで、裏街道風で非常にカッコいい!

ギター・ソロはいきおいで弾いた感じで、スリリング!

隠れた名曲だと思う!

6)Loving Maid

「Lonely Player」と同様、この時代のラウドネスの独特の暗さ、妖しさ、陰をモロに表した裏の名曲。

スリリングでハイレベルなアンサンブルも聞き所!

7)Rock The Nation

ツェッペリン風のリフが印象的な曲。

当時はよく理解出来なかったが、何ともいい曲ではないか!

これもライヴでプレイしたら凄いインパクトだろう!

8)Devil Soldier

プログレッシブなアイデアを詰め込んだ渾身の力作!

若気のいたりを感じるが、圧倒的な凄味がある!天才たちの荘厳な実験作という感じだ!

あらためて聞いたら本当に凄い!ぶっ飛んだ!これだから偉大なアーティストの初期の作品というのは素晴らしいんだよね!

才能がほとばしるというか、神と悪魔が降臨したというか、初期衝動というか、いきおい、エネルギーが違うよね!

ラウドネスのこの後の進撃は、歴史の教科書にも詳しく書かれているので、そちらを参考にしてください。

尊皇攘夷はラウドネスによって成し遂げられたのである!

国歌斉唱!

そして樋口宗孝さんのご冥福をお祈り致します。

〈LOUDNESS〉

高崎 晃:Guitars

二井原 実:Vocals

山下 昌良:Bass

樋口 宗孝:Drums

LOUDNESS / Devil Soldierを語る。

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第163話 シャイ/Excess All Areas を語る

シャイ/イクセス・オール・エリアズ 1987年 発表。

メロディック・ロックの頂点を極めたバンド、「シャイ」。その宝石の如く光輝く美旋律に、心奪われる。

何と美しい!

メロディーが美しいうえに、トニー・ミルズの歌声が美しい!

サウンド・プロダクションも美しい!

このアルバムのために、何人もの強力なソングライターが集められた。

売れない訳がない!ハズだった!

しかし予想した程売れなかったらしく、契約を失った!

何だそれは!世の中どうなっているんだ!

世の中の事はもうほっといて、私たちはこの素晴らしいアルバムを聞きましょう。

〈Excess All Areas〉

side A

1)Emergency

(Michael Bolton/Duane Hitchings)

美しいキーボードに導かれ、曲は劇的に始まる!アップテンポで爽快!

トニー・ミルズの美しい歌声は、心をわしづかみにする。そしてこの哀愁はどうだ!

Emergency !

サビはタイトルをコーラスする正統的スタイルで、文句なしに素晴らしい!

ギター・ソロも流れる様で美しい。

メロディック・ロックを代表する名曲!

2)Can’t Fight The Nights

(Michael Jay/Steve Harris/Tony Mills)

正統的8ビートに美しいキーボード、引き続き美しい曲だ。

Can’t fight the night !

このサビのコーラスも完璧だ!

とにかく「美しい!」を連発するレビューになる事を、お許し願いたい。しょうがないじゃないですか、美しいのだから。

3)Young Heart

(Duane Hitchings/Steve Harris/Tony Mills)

美し過ぎて気絶しそうな曲!バラード風に始まって、力強く圧倒的に素晴らしいサビが炸裂する!

そのサビは、タイミングを変えて繰り返す所が絶妙!名曲!

4)Just Love Me

(John Parker/Tony Mills)

悶絶ものの美しいバラード。コード進行も凝っている。サビは胸を締め付けられる様だ!

2コーラス目のサビはキーが上がり、ただでさえ美しいのに更に感動が増す!もうどうにかして!

涙無くしては聞けない!

5)Break Down The Walls

(Don Dokken/Shy/Alan Kelly/Neil Kernon)

ジャーニーの「Stone In Love」を思わせるリフから始まり、ワイルドなロックになる。

Bメロから再びメロディック路線になり、サビは美しいコーラスを聞かせる!

Break down the wall !

何とドン・ドッケンの名前がクレジットされているではないか。

side B

6)Under Fire

(Steve Harris/Tony Mills/Alan Kelly)

美しいキーボードに導かれ、16ビート、ミドルテンポのはずむリズムで曲は進む。

相変わらず美しいメロディーだが、サビのメロディーは少しラフ。

間奏はプログレッシブなアレンジが施されている。ギター・ソロはやはり見事。

7)Devil Woman

(Terry Britten/Kristine Sparkle)

普通のハード・ロックで始まるが、Bメロは美しい。しかしサビはLAメタルにありがちなフレーズで少しトーンダウン。

ギター・ソロはハモりもきまっていていい!

8)Talk To Me

(Steve Harris/Paddy Mckenna/Alan Kelly)

劇的なキーボードからいきなりサビが始まる!

Talk to Me !

Aメロが美しく流れる、シャイ節だなーと思っていると、サビはキーが転調する仕掛けだった!

ちなみにAメロのキーはEマイナーで、サビはC#マイナー。

9)When The Love Is Over

(Michael Jay/Steve Harris/Tony Mills)

AOR風の美しいバラード。大人のムードが漂う。

サビはもう悶絶ものの美しさ!

When the love is over !

ギター・ソロはゲイリー・ムーアに弾いて貰いたい!

10)Telephone

(Steve Harris/Alan Kelly)

いきなり

Telephone !

で始まる!

しかし「Telephone」はあまり美しい響きでは無いので残念。

アップテンポの名曲になり損ねた。メロディーはいいのにね。

ギターのハーモニーは素晴らしい。

★~★~★~★

その後の活動も決して華々しいものではなかったが、2002年発表の「アンフィニッシュド・ビジネス」は素晴らしいアルバムだ!

〈SHY〉

Tony Mills:Vocals

Steve Harris:Guitars

Pat Mckenna:Keyboads

Roy Stephen:Bass

Alan Kelly:Drums

そしてトニー・ミルズのご冥福をお祈り致します。

SHY / Excess All Areas を語る。

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第162話 ジャーニー/インフィニティ の名曲 を語る

ジャーニー/インフィニティ 1978年 発表。

プログレッシブなサウンドから、妙にハンパな音楽へと移行したジャーニー。そこに驚異的ヴォーカリスト、スティーヴ・ペリーが加入!新しい新境地を開いた!

ジャーニーの新しい歴史はこのアルバムから始まった。

稀代のヴォーカリスト、スティーヴ・ペリーは歳を重ねるにつれ表現に深みを増し、円熟していった。その歌声は世界遺産と言える。

ニール・ショーンの素晴らしいギターに見合うヴォーカリストを得たジャーニーは、アメリカン・ロックの頂点へと翔けのぼってゆく!

このアルバムには「Lights」「Patiently」「Wheel In The Sky」等の名曲が収録されているが、今回は哀愁の名曲「Winds Of March」を紹介したいと思います。

〈Winds Of March〉

アコースティック・ギターが哀愁のフレーズを奏でる。もはやこれだけでアメリカでは無くブリティッシュ、ヨーロピアンな風が吹く。

I covered you with roses

スティーヴ・ペリーの歌声も泣いている。何と美しいメロディーだろうか。

サビの後、ドライブしたギターが入ってきて力強いサウンドになるが、プロデューサーがロイ・トーマス・ベイカーのせいかドラムの音がロジャー・テイラーを思わせる。

と思っていたらギターの低音のカッティングが左右にパンされて、さながらクイーンの様である。

そしてオルガン・ソロ!いいぞ、燃え上がれ!

そしてギター・ソロ!マイケル・シェンカーの如く華麗で情熱的だ!素晴らしい!

スティーヴ・ペリーが再び登場、最後を締めくくる。もっと長いエンディングにして欲しかったが、哀愁のギターで終了。

ブリティッシュ、ヨーロピアン・ロックのファンは、この1曲のためだけでも買うべきである!歴史的名曲!

★YouTube/Winds Of March(live)はこちら

しかしジャーニーはアメリカのバンドでありながら、心にしみる曲が多い。(Faithfullyとか)何故だろうか?

〈JOURNEY 〉

Steve Perry :Vocals

Neal Schon :Guitars

Gregg Rolie:Keyboads

Ross Valory :Bass

Aynsley Dunbar:Drums

JOURNEY / Infinity の名曲 Winds Of Marchを語る。

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第161話 ハロウィン/守護神伝 -第二章-を語る

ハロウィン/守護神伝-第二章- 1988年 発表。

マイケル・キスク加入により、「守護神伝-第一章-」という傑作アルバムを発表したハロウィンは、ジャーマン・メタルのトップ・バンドとなった!そして期待の「守護神伝-第二章-」が登場!

それは偉大なる歴史が誕生した瞬間であった!

「守護神伝」の全貌が明らかになったのだ!そしてメロディック・パワー・メタルの理想像がここに示された!

この作品によって、どれ程多くの若者がこの道を志した事だろうか!そしてそれは今も続いている!誰もがハロウィンになりたかった。あまりにも大きな影響を与えたのだ!

マイケル・キスクは永遠のヒーローだ!ハイトーンで歌う事が出来ても、彼の様には歌えない!魔性の魅力が宿っているのだ!

カイ・ハンセン、マイケル・ヴァイカート、マーカス・グロスコフ、インゴ・シュビヒテンバーグ、全てのメンバーが輝きを放っている!

音楽的には「第一章」よりバラエティーがあり、ハロウィンが更に先に進もうとする意欲が見える。これ以上進むべきかどうかは微妙だが。(この後、進み過ぎた?)

本当に素晴らしい楽曲が並んでいる。へヴィ・メタルの未来は明るかった。いい時代だった。

〈Keeper Of The Seven Keys Part 2〉

side A

1)Invitation

前奏曲。勇壮で、希望と栄光に満ちている。勝利の行進が始まった!

2)Eagle Fly Free

へヴィ・メタルの歴史に燦然と輝く名曲!マイナー・キーで疾走し、サビではメジャー・キーで栄光のメロディーが壮大に飛翔する!

「Guardians」、「Twilight Of The God」で示した方法論が頂点を極め、完成したのだ!偉業を成し遂げたハロウィンに栄光あれ!

数多くのバンドがこの曲に続いた!個人的に高く評価する曲は、ガンマレイの「Lust For Life」、アングラの「Spread Your Fire」、アヴァンタジアの「 Reach Out For The Lights」、LIGHTBRINGERの「Hyperion」かな。

ちなみにこの曲を、ピアノをバックにソプラノ歌手が歌うのを聞いてみたい。誰かやってくれないかな。

3)You Always Walk Alone

マイケル・キスクの作品。3連のリズムが特徴的。もの凄い歌いっぷりで聞いていて手に汗握る感じだ!

とても凝った作りでクオリティーが高い!畏怖を感じる作品だ!

4)Rise And Fall

幅を広げ、愉快な曲を作った。好きなタイプでは無いのに何故か納得がいった。ハロウィンらしいと思った。

不思議なバンドだ。

5)Dr. Stein

この曲のサビもおおよそへヴィ・メタルとは言えない音楽がもとになっている。だがハロウィンの手にかかると新しい魅力が生まれる。

シングル曲になった。ワクワクしたね。

6)We Got The Right

この曲もマイケル・キスクの歌いっぷりが凄い!これはどういうジャンルに属するのだろうか?バラード?ブルース?演歌?とにかく凄い曲だ。

ハロウィンの新しい地平を目指す旅はまだまだこれからだ!

side B

7)March Of Time

カイ・ハンセンによる正統的へヴィ・メタルで、強力なパワーで疾走する!

こう言う曲を聞くとメタル・ファンは安心する。つくづく保守的な音楽だ。伝統と革新のバランスは大切だ。

しかし荘厳で素晴らしい曲だ!

8)I Want Out

アップテンポのキャッチーなハード・ロック。ライヴの最後を飾る定番曲に出世した!

オジーの「Paranoid」、マイケル・シェンカーの「Doctor Doctor」、パープルの「Smoke On The Water」と並ぶ!

9)Keeper Of The Seven Keys

マイケル・キスクの存在とイコールと言える壮大な叙事詩。とにかく凄い!アイアン・メイデンが示したヒントが、ハロウィンによって完成したと言える!

マイケル・ヴァイカートの恐るべき才能が、人類にもたらした奇跡に祝福を!

10)Save Us

ボーナス曲。正統的メタルで爽快!

Pumpkin Unitedでよみがえったハロウィン!早く新作が聞きたい!そしてインゴ・シュビヒテンバーグのご冥福をお祈り致します。

〈HELLOWEEN〉

Michael Kiske:Vocals

Kai Hansen:Guitars

Michael Weikath:Guitars

Marcus Grosskopf:Bass

Ingo Schwichtenberg:Drums

HELLOWEEN/Keeper Of The Seven Keys Part 2 を語る。

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第160話 アングラ/テンプル・オブ・シャドウズ を語る

アングラ/テンプル・オブ・シャドウズ 2004年 発表。

アンドレ・マトス脱退後、新ヴォーカリストにエドゥ・ファラスキを迎え、新生アングラは誕生した!「Rebirth」は素晴らしいアルバムだったが、続く新作は更に上回る驚異的コンセプト・アルバム!

これは素晴らしい!身震いする程の名作である!

ラファエル・ビッテンコートが書いた短編のフィクション小説をもとに作り上げたコンセプト・アルバムで、11世紀のヨーロッパの十字軍エルサレム遠征という史実に基づいたものらしい。

しかし凄いコンセプト・アルバムである以上に、音楽そのものが素晴らしい!信じられない充実度だ!このアルバムによって「ハロウィン」と並ぶ地位を獲得したと言って差し支えないだろう!

メロディック・パワー・メタルとして、高い技術を誇るプログレッシブ・メタルとして、アコースティックやラテンを取り入れた深みのある音楽として、華麗なテクニックで聞かせるギター・マエストロとして、申し分の無いクオリティーだ!

久しぶりに聞いたが、素晴らし過ぎて何回も繰り返し聞いている!豪華なゲストもアクセントになっている!

最初は「Spread Your Fire 」「Waiting Silence」「The Temple of Hate」「No Pain for The Dead」といった悶絶ものの名曲に注目していたが、「The Shadow Hunter」「Sprouts of Time」等の一見地味な曲の持つ深みが、徐々に凄味となってくる。

イタリアと共に熱いラテンの国、そしてメタルの国ブラジルの実力は凄い!

〈Temple of Shadows〉

1)Deus Le Volt

次の曲のイントロのメロディーをモチーフにした前奏曲。妖しげな雰囲気。

2)Spread Your Fire

パワー全開のメロディック・パワー・メタル!イントロのメロディー、テクニカルなプレイ、強力なドラム等、圧倒的だ!

エドゥのヴォーカルは、ブルース・ディッキンソンを思わせるアグレッシブな歌いっぷり!カッコいいぞ!

Glorious !

サビはクワイアと共に、栄光のメロディーが壮大に歌われる!シンプルなメロディーだが、完璧なメロディーだ!良く作った、素晴らしい!

Spread Your Fire !

2コーラス目から、ゲストのサビーネのソプラノが登場する。 いい効果を出している。

ギター・ソロはまるでコンピューター・プログラムの様なハーモニー・プレイ!強力だ!

イントロのメロディーが再登場すると、そのメロディーの雄大さに感動する!

最高は栄光のサビが繰り返される!ハロウィンの「Eagle Fly Free」に匹敵する名曲ではないか!

3)Angles and Demons

ドリーム・シアターを思わせるプログレッシブなアンサンブルが聞ける!本当に高い技術があると思う。

メロディーは比較的明るく躍動感を感じる。

ギター・ソロは華麗で、もの凄くハイレベル!さすがだ!

4)Waiting Silence

イントロは音飛びフレーズから、重厚なキーボードのフレーズに繋がり、4分打ちのスネアを基準に、変則的リズムが轟く!やたらとカッコいいぞ!

ヴォーカルのメロディーは哀愁がありパワフル!とてもいい!

サビはまたブルース・ディッキンソン風に歌い上げ、見事!圧倒的にカッコいい!

ベースの妖しげなフレーズから、ギターがからみ、美しいソロに繋がる。

しかしエドゥの歌いっぷりは 本当に素晴らしい!このサビの繰り返しは聞いていて血がたぎる!とんでもない名曲だ!

5)Wishing Well

アコースティックなバラード風の爽やかな曲。哀愁と明るさが絶妙に混ざりあったメロディーだ。

心にしみるものがある。ギター・ソロの最後のハーモニーも感動的だ。

ヨーロッパと南アメリカのフレイバーが滲み出ている。

6)The Temple of Hate

イントロから怒涛のツインギター炸裂!凄いぞ!

カイ・ハンセンがゲストで登場!エドゥと見事なデュエットを聞かせてくれる!凄い!

サビは「Avantasia」の「Reach out for the lights」に似ている。でも素晴らしい!

ギター・ソロはタッピングの嵐が吹き、弦楽アンサンブルへと続く!

この曲のカイ・ハンセンのヴォーカルは本当に素晴らしい!見事な人選だ!

最後の盛り上がりもいい!

7)Shadow Hunter

ガット・ギターがラテンの空気を醸し出す。パーカッションも効いている。

ヴォーカルは押さえ気味に歌い、物語を伝える。しかし深みがある。

中間部のコーラスがまた味わい深い。

長いギター・ソロは後半から、さながらアラン・ホールズワースの様で、とても素晴らしい!

聞く程に凄味が出てくる名曲だ。

8)No Pain for The Dead

イントロから悲しみに溢れている。ヴォーカルが入るともう悶絶ものの哀愁にやられる。

弦楽アンサンブルに続き、サビーネの歌に胸を打たれる!

再びエドゥのヴォーカルは悶絶ものの哀愁を伝える!前作の「Rebirth」を越えるレベルだ。

9)Winds of Destination

パワフルなイントロに続き、ハンズィ・キアシュの神話的ヴォーカルが登場する!またしても凄いゲストだ!エドゥと熾烈なデュエットを聞かせてくれる

中間部はジェネシスの「Supper’s Ready」を思わせる、シリアスな雰囲気が漂う!

変則的リズムから、エドゥの哀愁が轟き、ギター・ソロへ!とにかくテクニカルで華麗!

最後はまるで物語のエンディングの様に盛り上がる!

10)Sprouts of Time

この曲も深い!アコースティックとラテンとジャズ!アングラ恐るべし!

ギター・ソロは途中アコースティックになり情緒が溢れる!

この曲の世界観は驚異的!

11)Morning Star

またしてもプログレッシブなナンバー。絶妙なアレンジが施されている

サビは爽やかだ。

ギター・ソロのテクニカルなハーモニーは凄い!

こう言う曲を作る所が凄いと思う。

12)Late Redemption

寂寥感溢れる曲。ゲストはミルトン・ナシメントでポルトガル語で歌う。

“最後の救い”が歌われているらしい。

壮絶な物語が表現されたが、ロック・オペラでは無いので、あまり良く理解出来ていない。

音楽の素晴らしさだけで、心を奪われた。

13)Gate ⅩⅢ

各曲のメロディーを拾い集め、オーケストラで演奏したもの。しみじみと聞く。

~★~★~★~

メタルの歴史に燦然と輝く名作だ!アングラの最高傑作だと思う!

〈ANGRA〉

Edu Falaschi:vocals

Rafael Bittencourt:guitars

Kiko Loureiro:guitars

Felipe Andreoli:bass

Aquiles Priester:drums

ANGRA / Temple of Shadows を語る。

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第159話 グレン・ヒューズ /Addiction を語る

グレン・ヒューズ/アディクション 1996年 発表。

これを待っていたのだ!「Feel」に続く作品は、マーク・ボニーラのセンスが活かされた、グルーヴ感溢れる圧倒的名作となった!

これは素晴らしい!グレン・ヒューズの魅力が頂点に達した最高傑作だ!

トニー・アイオミ、ゲイリー・ムーア、ジョン・ノーラムとの作品は勿論最高だが、グレン・ヒューズのソロ作品としてはこの「Addiction」がとにかく素晴らしい!

このアルバムはマーク・ボニーラというギタリストとの共同作業で作られたらしいが、そのセンスの素晴らしさに驚いた。

ディープ・パープルの流れでは無く、都会的な洗練されたグルーヴがあり、新しい風を感じさせる。

ギターのリフ、バッキングは歪みを押さえた音になっていて、非常にクール!ジャリジャリした音が気持ちいい。そしてクオリティーの高い曲ばかりで、捨て曲が無い!

そしてグレンの鬼神の様なシャウトが存分に味わえるのである!

グレンはよく超高音域を裏声を交えてシャウトする事があるが、あれはただのやり過ぎで、グレンの声の魅力はハイのB~Dあたりをシャウトする声である!

グレンはとにかく地声が高い!話し声も高い!つまり胸声ど真ん中でハイが出るのだ。ミックス・ヴォイスなどという小細工はいらない!

ハードな曲から内省的なバラードまで、深い表現力でグレン・ヒューズは歌う。

〈Addiction〉

1)I’m Not Your Slave

小気味よいグルーヴに乗り曲は始まる。奇抜な事はやってない。ドラムの音がよく抜けていて気持ちいい。

そしてグレンはそれとなく歌い出す。グルーヴに乗せてあくまでも自然。

Bメロからシャウトが炸裂!早くもメラメラに燃え上がり血は沸き上がる!

I’m Not your Slave !

キーが変わり、へヴィーなギターと共に一気に最高潮へかけ上がる!

ギター・ソロはハイセンスなコード進行になっていて、その上をクリーントーンのタッピングらしきテクニックで奏でられる。ひと味違う感じだ。

この後のグレンのヴォーカルはパワー全開!まさに鬼神の様なシャウトが炸裂する!

I’m Not your Slave !

とにかく凄まじい!ひれ伏すばかりである!

★YouTube/I’m Not Your Slaveはこちら

2)Cover Me

うって変わって引きずる様なへヴィーなリズムとリフ、何ともインパクトがある。

歌に入るとパワーダウンして、スローバラード調になるが、Bメロから徐々に盛り上がり、サビでへヴィーなリフが登場してパワー全開になる!

非常にダークなエネルギーに満ちた曲だ!グレンのシャウトには怒りがこもっている様に聞こえる!

ギター・ソロも程よくキレていてとてもいい。

再び登場するへヴィーなサビは本当に圧巻で、凄い貫禄だ!

★YouTube/Cover Meはこちら

3)Addiction

へヴィーなミドルテンポで、幾分抑制された歌が続く。

2コーラス目でパワーアップ!強力なグレン節が唸る!

ギター・ソロは音を存分に伸ばしたフレーズが続く。コード進行は緊張感が漂う。

3コーラス目でリミッターがはずれ、鬼神の様なシャウトが荒れ狂う!凄まじい!鳥肌ものである!

4)Madeleine

グルーヴに乗り、始めから盛り上がる!ギター・リフもいい感じだ。

Madeleine !

コーラスがキャッチーで印象的!これはいいアクセントになっている!

ギター・ソロは比較的地味。

最後はアコースティック・ギターが登場して深みのある空気が漂う。味わいがある。

5)Talk About It

都会的センスのバラード。ゲイリー・ムーアに近いものがある。

いい感じだ。ギターも程よく泣いている。

後半でスリリングな、指を大きく開いたギターのフレーズが突然現れる!これはインパクトがある!

再びムードのある歌が流れて行く。

6)Death Of Me

アップテンポの8ビートでいきなり始まる。この曲はマーク・ボニーラ1人のクレジットになっている。

シンプルな曲だが、グレンの歌が特別なものにしている。

ギター・ソロは再び存分に音を伸ばしたフレーズになっている。

サビのフレーズは印象的。

7)Down

大陸的なゆったりと大きなリズムとグルーヴに乗る。

この曲もシンプルだが、曲がいいのでグレンの歌の説得力によって特別なものになっている。

8)Blue Jade

押さえ気味に始まるが、哀愁のサビが感動的なバラード!これは素晴らしい!

非常にコンテンポラリーで美しく、深みがある!グレンのバラードの中でも最高の部類ではないか?

ギターの泣きも素晴らしい!

9)Justified Me

このアルバムで中で唯一明るい風が吹く。

ノリのいいブルーズ・ベースのロック!

アルバムの終盤を盛り上げる

10)I Don’t Want to Live That Way Again

自身の生き様を問う、内省的で壮大なバラード。8分20秒と、たっぷり聞かせてくれる!

押さえ気味にじっくりと、深みのある詩を歌うが、やがて感情は解き放たれて行く!

ギターも深く人生を語る。

叙事詩の如くドラマチックなサウンドで、グレンの歌は圧倒的な感動を運ぶ!

★YouTube/I Don’t Want To Live That Way Againはこちら

圧倒的名作の「Addiction」だが、残念ながら歴史の谷間に埋もれてしまっている気がする。このアルバムはもっと評価されるべきだ!

そう言えばデッド・デイジーズの新曲をYoutubeで見たが、今まで特にどうという事のなかったこのバンドの音楽が、グレンの歌によって特別なものになっている!さすがだ!

Glenn Hughes:All Vocals, Bass Guitar

Marc Bonilla:Guitar, Keyboads

Joe Travers:Drums

Joakim Marsh:Guitar

R. Gaylor:Vocal Channeling

GLENN HUGHES / Addiction を語る。

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トリスタン

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第158話 ファルコン/ミステリー を語る

ファルコン/ミステリー 1995年 発表。

ドイツから現れた驚異のメロディック・ハード・ロック・バンド!まるで北欧メタルの様な透き通った美旋律に感動する!

サウンドは若干B級の香りがする。しかしメロディー・センスがハンパなく素晴らしい!これ程の作品を歴史に埋もれさせてはいけない!メロディック・ハード・ロック・ファン必聴である!

ヴォーカルは特に凄い訳では無いが、その美声でこの美しいメロディーを確実に引き立てている。

ハイトーンでは無いが、ハイトーンの様に聞こえる。不思議だ。この美声ならハイトーンは必要無いだろう。

ギターもこの作品を表現するに十分なセンスを持っていると言える。後半は凄くテクニカルだ。

そして何と言っても終盤に収録されている「Feel The Tears」の素晴らしさは驚異である!メロディック・ハード・ロックの歴史に燦然と輝く名曲と言える!

よもや聞かずにスルーしては絶対にダメである!

結成当時、バンド名は「GLORY」だったらしい。しかしスウェーデンの「GLORY」からクレームがきて、この「FALCON」にしたらしい。こっちのがあっていると思う。

「GLORY」のCDは入手困難だが、この「FALCON」の「Mystery」は中古で安く買えるので、持って無い方は騙されたと思って買って下さい。

〈Mystery〉

1)Take Me Away

感動的なイントロがフェードインで始まる。

ヴォーカルは美しいメロディーを歌う。背後に聞こえるキーボードが美しい。

ブレイクして現れるピアノが効果的だ!

サビのコーラスはメジャーだが、哀愁があってとてもいい!

Take Me Away !

ギター・ソロは美しいハーモニーを奏で、飛翔する!いいじゃないか!

オープニングにふさわしい名曲!

2)Addiction

シャッフルのリズムに乗り、正統的ハード・ロックが始まる。やはりルーツはこれなんでしょう。

間奏はオルガン・ソロが飛び出したかと思えば、ギター・ソロでパープルのフレーズも出てくる!面白い!

そのギター・ソロは非常によく構築されていて見事!いいセンスをしている。

とても充実した曲だ。

3)Takin’ It Over

北欧風の透明感があるメロディーが素晴らしい!

サビはとてもキャッチー!

ギター・ソロも聞かせてくれる!テクニカルな前半とメロディックな後半に別れている。

この作曲センスは侮れない!

4)Motorcycle

インスト。北欧風のメロディーはあまり聞けないが、爽快な風を感じる!

凝った作りになっていて、聞き応えがある。

5)The Wood

哀愁のバラード。コード進行がプログレ的でもある。

非常に懐が深い曲作りでこのバンドのポテンシャルの高さを感じさせる。

オランダの「カヤック」に近いイメージがする。

6)Mystery

ギターのへヴィーな8分刻みからキーボードの華麗なリフにつながる!

シリアスな雰囲気のメロディック・ハード・ロックだ!これはカッコいい!

ギター・ソロはタッピングも登場してテクニカル!しかし上手く曲を盛り上げている!

7)I Don’t Know

メロディックな曲ばかりでは無く、バリエーションとしてグルーヴを効かせた曲を持って来た!これはこれで面白い。

ギター・ソロは弾きまくり全開!そしてジャズ・テイストが炸裂!

いいスパイスになっている。

8)Feel The Tears

感動的なキーボードに導かれ、バンドが入って来るアレンジは素晴らしい!

ヴォーカルのメロディーは本当に美しい!コード進行、というかキーの変え方のセンスが素晴らしく感動的!

北欧風の透明感に満ちた哀愁のメロディーはハーモニーを伴い、胸を締め付ける!本当に素晴らしい!

ギター・ソロも極上の仕上がりで見事!美しいメロディーをハーモニーで演出している!

これ程の曲をデビュー・アルバムに持っているとは本当にただ者ではない!

歴史に燦然と輝くべき名曲である!

最後はコーラスで締めくくる。

YouTube「Feel The Tears」はこちら

9)Open My Eyes

前曲のコーラスからの繋がり方がまるで、アルバムの1~2曲目の展開を聞いている様だ。エンディングと言う感じでは無い。

正統的メロディック・ハード・ロックで、サビも哀愁があって印象的。

ギター・ソロもテクニカルに泣いている。

哀愁のサビが繰り返され、フェードアウトして行く。

名作「Mystery」で今後に大きな期待をかけたが、何と次作でヴォーカルが変わってしまい、音楽性は同じながら曲の魅力は下がり、非常にがっかりした!

しかしこの「Mystery」の輝きは不滅である!

〈FALCON〉

Michael Siebert:Vocals

Arne Groschel:Drums

Torsten Sickert:Bass

Hacki:Guitars, Vocals

Michael Kuhnhen:Keyboads

FALCON / Mystery を語る。

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トリスタン

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