レインボー/オン・ステージ 1977年発表。
ブリティッシュ・ハード・ロックを代表する歴史的名盤!初来日公演を中心に収録されたもので、この時期のライヴ作品としては最高の内容である!
レコードの収録時間の都合上、実際のセットとは曲順が違うが、こちらの方がいいと思う。
ライヴならではの長尺のアレンジが施されていて、各楽器の聞かせ所がたっぷりあり、聞けば聞くほどにその魅力が増していく、生涯の友の様な作品である!
確かに「Stargazer」が収録されていないのは痛いが、逆に「Stargazer」無しで、これ程の充実した内容である事は凄いと言える!
ハード・ロックと言う音楽でありながら、まるでクラシックのコンサートの様に静かな、小さな音でじっくり聞かせるリッチー・ブラックモアのギターは、他のアーティスト達とは音楽に対する取り組み方が、根本的に違うと言う事が解る。まさに芸術家である!
ロニー・ジェイムス・ディオとコージー・パウエルが素晴らしいのは言うまでもない!
レインボーの最高傑作を語る時は「虹を翔る覇者」とこの「オン・ステージ」をセットで語って貰いたい!
〈On Stage〉
1)Kill The King
ドロシー少女の「We must be over the Rainbow!」から「虹のかなたに」そしてこの「Kill The King」への流れは永遠の黄金の方程式であり、観客は大興奮である!
イントロのリフがその後発表されたスタジオ盤と違うが、間違いなく全員がこちらのが好きだろう!と言うか、ロニーの歌いぶりを含め、こちらのヴァージョンのが断然素晴らしい!歴史的名曲!
2)Man On The Silver Mountain~Blues~Starstruck
スタジオ盤ではテンポが遅く、若干ダサかったこの曲が圧倒的にカッコいい名曲となっている!リフはリッチーの定番型で、ギタリストは誰もがコピーする。
「Blues」のプレイはさすがであり、キーボードとの掛け合いもいい。そして「Starstruck」から「Do you want some love?」はロニーの独壇場である!そして「You’re the man」「You all The Man!」は感動的名唱である!
3)Catch The Rainbow
LP片面を全て使ったロング・ヴァージョンである。リッチーの静かで美しいギターにじっくりと聞き入る。そして曲が始まる。非常に美しい曲である。
素晴らしいギター・ソロは無制限と言える程に長くプレイされる。しかし美しい。
このドラマチックで感動的な曲は終盤、ロニーの「Catch The Rainbow, Take you to the Sky」「Make it shine for you & I」の名唱でクライマックスを迎え、リッチーの静かで美しいギターで締めくくられる。
クラシックのコンサートの様な感動が得られる歴史的名曲。
4)Mistreated
ディープ・パープルの名曲。ロニーの歌いぶりはカヴァーデールとはまた違う魅力がある。やはりロング・ヴァージョンとなっており、リッチーのギターがたっぷり味わえる。
5)Sixteen Century Greensleeves
リッチーの美しいギターから始まる。しかし何と言う貫禄であろうか?今時のギタリストでは到底及ばないものがある!そしてヘヴィなリフが続く。
6)Still I’m Sad
ロニーのヴォーカルが入った完成型である!本当にいい曲である事が解る。やはり長い曲になっているが、キーボード・ソロがたっぷり聞ける!エンディングのロニーの雄叫びは感動的で、泣けてくる!
リッチーは健在だが、二度とこのメンバーが揃う事はない。悲しい。
そしてロニー・ジェイムス・ディオとコージー・パウエルとジミー・ベインのご冥福をお祈り致します。
〈Rainbow〉
Ritchie Blackmore:Guitars
Ronnie James Dio:Vocals
Cozy Powell:Drums
Jimmy Bain:Bass
Tony Carey:Keyboads
Rainbow On Stage を語る。
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トリスタン
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