ブラック・サバス/悪魔の落とし子 1983年発表。
ロニー・ジェイムス・ディオ脱退後、新加入したのは何とイアン・ギラン!
賛否両論らしいが、私は一発聞いてこれ以上無い、完璧な組み合わせだと思った!
曲調は悪魔的要素が濃くなっており、その上を圧倒的なパワーで全てをねじふせ、キングギドラの様に荒れ狂うハイトーン!イアン・ギランのヴォーカルは、まさに魔界の帝王が出現したかの様だ!
例えばサバスのクラシック・ナンバーをロニー・ジェイムス・ディオやトニー・マーティンが歌う事に大きな期待を寄せる人は少ないと思うが、イアン・ギランがその狂気のハイトーンと共に歌うのは圧倒的興奮を伴う!それはレディング・フェスのライヴを聞いて頂ければ解る!客の盛り上がりも凄い!
ここにブラック・サバスの究極の姿が完成したと思った!とんでもない禍々しさである!作った本人達も、そう思ったに違いない!現在のブラック・メタルも相当なものだが、まずはこれを聞いてからだ!
〈BORN AGAIN〉
side A
1)Trashed
まさに重戦車の如く、圧倒的なパワーで全てを破壊し、突き進む!とんでもない世界の幕開けである!
2)Stonehenge
キーボードによる情景描写になっている。
3)Disturbing The Priest
ついに魔界の帝王の登場である!悪魔的要素を押し進めた曲作りで、世界を破壊し尽くす光景が目に浮かぶ様である!最後の笑い声が決定的!
4)The Dark
次の曲の導入になっている。不気味な情景描写。
5)Zero The Hero
非常に重厚な曲だが、まともなハード・ロックらしい曲調になっている。ギター・ソロがたっぷり聞ける。
side B
6)Digital Bitch
アップテンポの正統派ハード・ロックになっている。しかしイアン・ギランのパワーは凄まじい!
7)Born Again
ドラマチックなバラードで、イアン・ギランの圧倒的パワーと表現力が堪能出来る。
8)Hot Line
リフが「Smoke On The Water」に似ている正統派ハード・ロック。ハイトーンが凄まじい!
9)Keep It Warm
スローでヘヴィなナンバー。70年代的テイストが感じられる。ギター・ソロが続く中でアップテンポになり、またスローに戻る。わりと聞きやすいハード・ロックとなっている。
現在のイアン・ギランとは別人の様な圧倒的パワーが堪能出来る名盤と言える。
〈Black Sabbath〉
Tony Iommi:Guitars
Ian Gillan:Vocals
Geezer Butler:Bass
Bill Ward:Drums
Black Sabbath/Born Againを語る。
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