第115話 クイーンズライク/ザ・ウォーニング(警告)を語る

クイーンズライク/ザ・ウォーニング(警告) 1984年発表。

デビューEPに続き発表された1stフルレンス・アルバム!このアルバムでクイーンズライクは真の姿を現した!

プロデュースはピンク・フロイドと深い関係を持つあのジェイムス・ガスリー!

ジェフ・テイトのプログレッシヴ・ロックに傾倒した深いイデオロギーが、クイーンズライクの音楽を更なる高みへと引き上げた!

この神々しさ、貫禄はどうだ!まさに神が人間界に降りてきて“崇高なる姿”を現したかの様だ!

この頃のジェフ・テイトの容姿は若き「ゴータマ・シッダールタ」つまり「釈迦」を彷彿とさせる!

EPではジェフはソング・ライティングに於いて「The Lady Wore Black」の詩を書いたのみだったが、正式なクイーンズライクの一員として全面的に作品制作に関わった途端にいきなりこのクオリティーである!

勿論他のメンバーの貢献もあったが、私は何としてもジェフの功績にしたがっている!

いや、当然でしょう。

〈THE WARNING〉

side A

1)Warning

クイーンズライクの真の姿を表したアルバムの1曲目に相応しい名曲!「Queen Of The Reich」をミドルテンポにして、神聖なる命を吹き込んだ様な曲。

2)En Force

いきなり荘厳なイントロ!もう一人の頭脳、クリス・デガーモの作品で、3連符で疾走する名曲。エンディングのオペラの様な表現が素晴らしく、この曲の深い哲学性が伝わってくる。

3)Deliverance

何とマイケル・ウィルトンの作品!この人もこれだけ深い哲学性を持った曲を書くのだ!恐るべしクイーンズライク!

4)No Sanctuary

神聖な雰囲気を持ったバラード。ジェフの深い表現力を持った歌唱が素晴らしい。コーラス、ストリングスの導入により一層高い次元の曲に仕上がっている。

5)NM 156

近未来を描いたSFの様な曲。中間部のツイン・リードがスリリングで素晴らしい!当時この曲を聞いて理解出来たファンはほとんどいなかっただろう。しかもこの曲を1曲目にする気だったらしい!ヤバすぎ!

その後ファンの理解も追い付いて、ライヴのオープニングでプレイされると最高に盛り上がる!「Screaming For Digital」が続けてプレイされると更に興奮する!

side B

6)Take Hold Of The Flame

欧米でのリード・トラックはこの曲らしい。深いメッセージが込められている。

冒頭のバラード・パートから劇的に盛り上がる所が素晴らしい!感動的な名曲!

~Take ! Hold !~

7)Before The Storm

イントロのギターがドラマチック!ハモりが入る所がいい!

大きなうねりのあるリズムが深い物語を表現している。エンディングで劇的に展開すると、次の曲がフェードインしてくる。

8)Child Of Fire

前曲同様に大きなうねりのあるリズムで深い物語を表現している。特に中間部のジェフの語り部の様なシアトリカルな歌唱は素晴らしい!

9)Roads To Madness

そして何と言ってもこの曲である!一大叙事詩の様な圧倒的な名曲!

ここまで高い哲学性、精神性、芸術性をへヴィー・メタルに注ぎ込んだのはクイーンズライクが初めてだろう!

ミドルテンポから始まり、ジェフは深遠な物語を歌い始める。その表現力は凄い!

中間部でストリングスが映画の一場面の様な荘厳な映像を描き出す。

そしてギターリフと共にアップテンポになり、物語を激しく展開させる!何と言うドラマチックさ!ただひれ伏すばかりである!

しかもこれは始まりであり、続く「Rage For Order」「Operation Mindcrime」で我々を未知の脅威の世界へと連れて行く事になるとは、この時誰が考えただろうか?

〈QUEENSRYCHE〉

Geoff Tate:Vox

Chris De Garmo:Guitars

Michael Wilton:Guitars

Eddie Jackson:Bass

Scott Rockenfield:Drums

QUEENSRYCHE / The Warning を語る。

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第114話 クイーン の名曲〈キラー・クイーン〉を語る

クイーン/シアー・ハート・アタック 1974年発表。

―トリスタン劇場―

〈キラー・クイーン〉

今日はヴィオレッタのサロンの日だ。

彼女は社交界のクイーン。

知的で美しい彼女のサロンは、お洒落に着飾ったハイセンスな紳士、淑女がたくさん集まる。

フルシチョフにケネディ、みんな彼女に逢うのを楽しみにしている。みんな彼女に夢中だ。

「あら、トリスタン。ごきげんよう!」

「ヴィオレッタ、お招きありがとう!今日は楽しませて貰うよ!」

「私が焼いたケーキを是非召し上がってらしてね!」

彼女のケーキは極上!〈モエ・エ・シャンドン〉によく合う。そして彼女の歌うオペラ・アリアも絶品だ。

「あら、フレディー。ごきげんよう!来てくれたのね、嬉しいわ!」

「やあ、ヴィオレッタ。素敵なアリアだった!」

「ありがとう。〈クイーンⅡ〉は素敵なアルバムね、私大好きだわ!」

「次のアルバムには君の事を歌った曲があるんだ。〈キラー・クイーン〉て言うんだ!」

「あら、私の事を歌った曲ですって?楽しみだわ!」

〈キラー・クイーン〉は彼女の魅力がたっぷり詰まった歴史的名曲となった。

フレディー・マーキュリーのお洒落で官能的な歌声、美しいメロディー、ピアノ、ハイセンスなコーラス、知的なコード進行、そしてブライアン・メイの美しいギター。

全てが彼女の魅力を余すことなく伝えている!

「フレディー、とても素敵な曲だわ!ありがとう!」

「気に入って貰えて嬉しいよ!」

そして〈キラー・クイーン〉は世界中の人々から愛されている。

また彼女のサロンに行く日が楽しみだ。彼女の魅力には誰も逆らえない。

〈QUEEN 〉

Freddie Mercury:Vocals, Piano

Brian May:Guitars, Vocal

Roger Taylor:Drums, Vocal

John Deacon:Bass

そしてフレディー・マーキュリーのご冥福をお祈り致します。

QUEEN / Sheer Heart Attackの名曲〈Killer Queen〉を語る。

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第113話 カーヴド・エア の名曲〈マリー・アントワネット〉を語る

カーヴド・エア/ファンタスマゴリア―ある幻想的な風景― 1972年発表。

カーヴド・エアの3rdアルバムですが、ダリル・ウェイ(Vln)とフランシス・モンクマン(Key.&Gt.)の意見が食い違っていたため、両者がアルバムの片面づつをプロデュースする形になっている。

カーヴド・エアの音楽はブリティッシュ・ロックでありながら、フランスの香りがする。

ソーニャ・クリスティーナの歌声やキャラクターからも感じるし、ヴァイオリンのフレーズ、曲調からも感じる。

もしフランス語バージョンのアルバムを作っていたら完全にはまっていただろう。聞いてみたい!

「マリー・アントワネット」なんて曲もあるし。

〈Marie Antoinette〉

イントロからフランスの香り漂いまくり。

ソーニャ・クリスティーナの歌はシャンソンみたいだし。

Marie Antoinette !

~フランス革命~

~マリー・アントワネットは貴族達によって浪費女の象徴にされた~

中間部のピアノが美しい。そして幻想的なキーボード。

シャッフルのリズムで軽快になる。歌詞は血生臭いが。

~バスティーユの囚人~

~マリー・アントワネット~

~ギロチン~

しかし曲は優雅で美しい。名曲!

そういえばフランス国歌はこの革命の事を歌っていて相当血生臭いらしい。

〈CURVED AIR〉

Sonja Kristina:Vocals

Darryl Way:Violin

Francis Monkman:Guitar, Keyboads

Mike Wedgwood:Bass

Florian Pilkington-Miksa:Drums

CURVED AIR / Phantasmagoria の名曲〈Marie Antoinette〉を語る。

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第112話 オパス・アヴァントラ/イントロスペツィオーネ〈内省〉を語る

オパス・アヴァントラ/イントロスペツィオーネ〈内省〉 1974年発表。

アルフレード・ティゾッコ、ドネラ・デル・モナコ、ジョルジョ・ビゾットの3人によって作り上げられた、イタリアン・プログレッシヴ・ロックの驚異的名作!

革新的芸術と伝統的芸術の融合、そこから生まれた至高の芸術音楽。

高い芸術性と哲学性に満ちた詩。

叙情的で美しいメロディーと怪奇的な精神性、それを歌うドネラ・デル・モナコの史上のソプラノ。

美しさと前衛芸術を表現するアルフレード・ティゾッコのピアノ。

頭脳であり芸術監督のジョルジョ・ビゾット。

そして彩りを添えて美を演出するフルートと弦楽器。

全てが至高の芸術。

イタリアの驚異。

世界遺産。

lato A

1)Introspezione〈イントロスペツィオーネ(内省)〉

この作品を象徴する前衛的ピアノ、効果音、言葉、パーカッション、弦。

2)Les Plaisirs Sont Doux~Nel Piccolo Giardino〈甘美な喜び~小さな庭にて〉

ピアノは美しく舞い始める。フルートもひらひらと。悲しいアルペジオとヴァイオリン…

Sei giu piccolo giardino~

ドネラが〈小さな庭にて〉のイタリア語詩を妖しく語り始める。

そして美しいフランス語詩で〈甘美な喜び〉を歌い始める。

Les plaisirs sont doux~

それは美しくも悲しいメロディー。ドネラの歌声に心を奪われる。

E i tuoi capelli~

〈小さな庭にて〉第2節の詩が語られる。

Profitez du temps~

そして〈甘美な喜び 〉第2節が歌われ、その背後に〈小さな庭にて〉の詩の続きが語られる。

激情的ヴァイオリンが鳴り響く

Vedi tra i monti~

〈小さな庭にて〉の第3節の詩が語られる中、その詩の“部分”が歌われる。

何と美しい。そして深い表現。

早くもこの1曲でこの作品の至高の芸術性が証明された。

3)La Marmellata~Carillon〈ジャム~オルゴール〉

~子供たちの声~

フルート、戯曲的メロディー、明確な4拍子、チェロ、ヴァイオリン。

~抽象画か、暗喩か~

~不可思議な前衛劇~

~前衛的鍵盤の超絶技巧~

この曲によって我々は迷宮に入り込んでしまう。

4)L’artalena〈ブランコ〉

美しく安らぎに満ちたヴァイオリン、弦楽隊。

~Altalena che si~

一変して心から安らげる美しく、優しいメロディー。郷愁感がある。

しかし詩の世界は少し屈折している。

~ブランコ~

~王女~

~思い出~

「優しい風が吹く、ある日の午後」を感じさせる美しい名曲。

5)Monologo〈モノローグ〉

妖しく前衛的な詩が語られる。それは徐々に激しくなって行く。

~鏡~

~オルゴール~

~感情~

~真実~

そして叫び!

楽器もインプロビゼーションの様にドネラの声に合わせ、狂気を演出する!恐ろしい…

6)Il Pavone〈孔雀〉

イタリアらしい美しいメロディーの歌曲。

ドネラはカンツォーネの如く歌いあげる。

~不変の美~

~Una donna~

永遠に失せる事のない輝きを放つ名曲。

lato B

7)Ah! Douleur〈わが痛み〉

バロック音楽の典雅な響き。

そして激しいロック!

プログレッシヴ・アンサンブル!

見事に溶け合った名曲!

8)Deliee〈自由〉

妖しいメロディー、フルート、ピアノ、ドネラのスキャット。

フランス語の美しい詩で、シャンソンの様に優雅で幻想的なメロディー。

~デリエ~

ドネラ・デル・モナコの極上の歌声。

信じられない美しさ!史上の名曲!

9)Oro〈黄金〉

ヴァイオリンのピチカート

そして妖しいメロディー

悲しい響きの弦楽器

~黄金~

フルートの乱心

~影~

異世界の描写、そして時…

~古代~

10)Rituale~Ashralem〈典礼~アシュラレム〉

呪術的に前衛的な詩を語り始める

徐々にリズムと共に激しさを増す!

弦楽器、フルート、チェンバロも荒れ狂う!

そして最高潮に達する!

~Lamento!~

16ビートのリズムでピアノは激しく打ち鳴らされ、フルートも叫びをあげる!

ドネラは喘ぎ声の様に言葉を発する!

テンポを落とし、実験的アンサンブルがしばし展開する。

そしてスピードを上げ、再び16ビートで激しく荒れ狂う!

ドネラは喘ぎ、叫ぶ!

~Ah!~

ここにオパス・アヴァントラの音楽は極みを迎える!

前人未到の境地が、その偉容を表したのだ!

そして2008年4月12日(土)Club Citta’

日本において奇跡の全容が明らかになった!

★YouTube/Rituale(live)はこちら

〈OPUS AVANTRA〉

DONELLA DELL MONACO

Voce e testi

ALFREDO TISOCCO

direzione, tastiere e compositore

GIORGIO BISOTTO

filosofo e istrione

OPUS AVANTRA / DONELLA DELL MONACO / Introspezione を語る。

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第111話 ジョン・ノーラム/フェイス・ザ・トゥルース を語る

ジョン・ノーラム/フェイス・ザ・トゥルース 1992年発表。

ヨーロッパを脱退してソロ・アルバム「Total Control」を発表、その後ドン・ドッケンと共に活動していたジョン・ノーラムは、ついに念願のヴォーカリストと作品を作り上げた!

〈グレン・ヒューズ〉

本当にグレン・ヒューズとアルバムを作ったのだ!素晴らしい!ヨーロッパを脱退したジョン・ノーラムの一つの頂点とも言える歴史を残したのだ!

超一流のギタリストと超一流のヴォーカリストが夢の融合を果たした作品は本当に興奮する!

ツェッペリン、ディープ・パープル、レインボー、ウリ・ジョン・ロート時代のスコーピオンズ、マイケル・シェンカーとグラハム・ボネットの「黙示録」等、色々ある。

ケミストリーは重要である!ここを間違えるとダメである。これ以上言うと悲しい事になるのでもう言わない。

とにかくここにまた一つの全ロック・ファンの必聴作品が生まれたのである!と言ってももう28年も前の事である。

〈FACE THE TRUTH〉

1)Face The Truth

アルバム・タイトル曲。1曲目にふさわしい正統的ハード・ロック・ナンバー。ヴォーカルもギターも絶品!

2)Night Buzz

ハード・ロックらしいダークでキャッチーなサビが素晴らしい名曲。ひょっとしてヴォーカルはジョンか。

3)In Your Eyes

美しいバラード。グレンの歌唱力の深さがよくわかる。ギター・ソロも美しい。

4)Opium Trail

シン・リジィのカヴァーで、ジョン自身が歌っている。「Wild One」同様素晴らしい。禁句だが、Black Star Ridersより断然良い。

5)We Will Be Strong

ジョーイ・テンペストとの久々の共演という事で、「Wings Of Tomorrow」の作風を期待していたら、「Out Of This World」の作風のサビがいきなり登場して驚いた!

6)Good Man Shining

シャッフルのリズムに乗った軽快なナンバーであるが、見事な名曲である。サビが気持ちいい。そして最後にキーが上がるのがいい。

7)Time Will Find The Answer

ワウを掛けたジョンの泣きのギターから、シン・リジィ風のリフ、そして美しいメロディーへ。

サビはそのリフの上にタイトルが美しいメロディーで歌われる。ギター・ソロも本当に美しい。

8)Counting On Your Love

軽快なビートに乗った曲で、ゲイリー・ムーアの「Out Of My System」っぽい。

9)Endica

インストで、ジョンのギターが堪能出来るが、ヨーロッパ初期のインストの様な哀愁のメロディーは出て来ない。

10)Still The Night

「フェノメナ」の1stに収録されていた曲。ジョンのギターで、さらにハイレベルな曲に仕上がった!グレンの歌もさらに凄くなっている。

11)Distant Voices

私がこよなく愛する16ビートのハード・ロック!やった!

勇ましいリフから始まり、ゲイリーの「Nuclear Attack」ぽい歌い出し、そしてグレンの鬼神の様な歌声!タイトルを叫ぶ完璧なサビ!ジョンの圧倒的なギター!何もかもが素晴らしい!

このアルバムのハイライトであり、このアルバムに望む理想像が完璧な姿で表現された歴史的名曲!

★YouTube/Distant Voicesはこちら

グレン・ヒューズと組んで1st、2ndのベスト選曲プラス、ディープ・パープル、ヨーロッパの曲で完璧なライヴ・アルバムが作られていたら、どれ程素晴らしい作品になった事かと思う。ああ~聞きてえ~!!

JOHN NORUM :Guitar&Vocals

GLENN HUGHES :Vocals

Peter Baltes :Bass

Hempo :Drums

Joey Tempest :Vocal

JOHN NORUM / Face The Truthを語る。

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第110話 スコーピオンズ の名曲〈空を燃やせ〉を語る

スコーピオンズ/暴虐の蠍団~テイクン・バイ・フォース 1977年発表。

私にとって神にも等しいギタリスト、

〈ウリ・ジョン・ロート〉

(当時はウルリッヒ・ロート)が在籍したスコーピオンズの最後のスタジオ・アルバム。

その美しく芸術的とも言えるギター・プレイは衝撃的である!私にとってウリ以上のギタリストは存在しない。

スコーピオンズは70年代、アーティスティックなハード・ロックをプレイしていた。

クラウス・マイネの至高の歌声、ルドルフ・シェンカーのソング・ライティング、そしてウリの美しいギターという奇跡の組み合わせが、スコーピオンズの音楽を芸術作品へと昇華させた。(そうとも言えない曲も結構あるが)

このアルバムの代表曲と言えば、やはり「空を燃やせ~We’ll Burn The Sky」という事になる。故モニカ・ダンネマンの作詩である事はあまりに有名である。

そしてラウドパーク2016での感動の共演は記憶に新しい!あのスカイ・ギターの音色の美しさは信じられない!最高の思い出である!

〈空を燃やせ~We’ll Burn The Sky〉

第1弦の開放を上手く利用した哀愁のアルペジオが流れる。その上をウリのクリーン・トーンのギターが美しくメロディーを奏でる。

~I’m in love~

非常に美しい歌声である。このアルバム・バージョンではドイツ・リート、ジャズ・ヴォーカルの様に巧みにウィスパー・ヴォイスを織り交ぜて芸術的に歌われている。物凄く上手い!

残念ながらライヴでは平坦な歌い方なので、クラウスのヴォーカルを味わうなら、こちらを聞いて頂きたい。

そしてリズムと共にルドルフの切れ味鋭いリフが刻まれる!

~I found myself through you !~

今度は力強い歌声で哀愁のメロディーを歌いあげる。いいメロディーだ。サビは

Hear~t!の4連発!

~静寂~

そして2コーラス目が終わり、サビに

Hear~t !を1発放ってウリのギター・ソロへ。ハーモニーが加わりとてつもなく美しいギター・ソロである!衝撃的である。

そして静かになり、クラウスの歌。またウィスパーが巧みに使われていて素晴らしい!最後に力強く昇って行く!カッコいい!そしてタイトルを連発する!カッコいい!

最後はウリの素晴らしいギター・ソロが繰り広げられながら、フェードアウトして行く。

素晴らしい名曲である。このアルバムには「カロンの渡し守」という、くせ者名曲がある。それはまた次の機会に語ります。

ウリ・ジョン・ロート師匠、スコーピオンズの皆様、お身体に気を付けて頑張って下さい。

そしてモニカ・ダンネマンのご冥福をお祈り致します。

〈SCORPIONS〉

Klaus Meine:Vocals

Ulrich Roth:Guitars

Rudolf Schenker:Guitars

Francis Buchholz:Bass

Herman Rarebell:Drums

SCORPIONS / Taken By Forceの名曲 We’ll Burn The Sky を語る。

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第109話 グレン・ヒューズ/シング・ザ・ブルーズ を語る

グレン・ヒューズ/シング・ザ・ブルーズ 1993年発表。

〈神の声を持つ男〉〈ザ・ヴォイス・オブ・ロック〉の称号を持つ生きる伝説、グレン・ヒューズ!

数々の作品に参加し、その凄まじい歌声を歴史に残して来た。驚くべき事に未だに衰える気配もない!

グレン・ヒューズが残した遺産の中で、私が最も好きなものは、トニー・アイオミの「セヴンス・スター」、ゲイリー・ムーアの「ラン・フォー・カヴァー」、ジョン・ノーラムの「フェイス・ザ・トゥルース」、ソロの「アディクション」そしてこの「シング・ザ・ブルーズ」である。

L.A. Blues Authority Volume Ⅱ

GLENN HUGHES/Blues

と言うのが本来のタイトルらしく、プロジェクト的なアルバムの様だ。参加ギタリストは、ジョン・ノーラム!、ウォーレン・デ・マルティーニ、マーク・ケンドール、リッチー・コッツェン、ダーレン・ハウスホールダー、ミック・マーズ、クレイグ・エリックソン、ベースにトニー・フランクリンとなかなか豪華。

ここで聞けるグレンのヴォーカルはやはり凄まじい!特に1曲目の「The Boy Can Sing The Blues」は本当に素晴らしい!

グレンのヴォーカルは素晴らしいが、アルバム全体としては、曲のバリエーションはあるものの、高いクオリティーの楽曲が揃っていなくて1曲目だけが突出している感じだ。

しかしこの1曲目の存在により私の中で、強い衝撃となっていつまでも残っている。

<The Boy Can Sing The Blues>

ギターのブルージーなフレーズから、ヘヴィなドラムが入り、とてつもないうねりとグルーヴを持ったツェッペリン風のリフが始まる!

そしてグレンのシャウト!体に電流が流れる様なしびれを感じる!

What’s done is done !

そして鬼神の様にグレンは歌い出す!何と凄まじい歌声だろうか!

ロニー・ジェイムス・ディオやグラハム・ボネットも怪物だが、グレンの声はまた違った凄まじさがある!

ドラムもヘヴィでタメが効いていて、強烈なグルーヴを生み出していて素晴らしい!

Sing the blues !

この曲はツェッペリンの「Black Dog」、ホワイト・スネイクの「Still Of The Night」と並んで私の中で3大ブルーズ・ロックの名曲として君臨している!

グレンの歌うツェッペリンの曲を是非聞きたいと思う!そうだ、このアルバムはツェッペリンのカヴァー・アルバムにすれば良かったのだ!

デッド・デイジーズにグレンは加入した様だ。まだまだ目が離せない!

GLENN HUGHES / L.A. Blues Authority Volume Ⅱ Blues /The Boy Can Sing The Blues を語る。

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