第109話 グレン・ヒューズ/シング・ザ・ブルーズ を語る

グレン・ヒューズ/シング・ザ・ブルーズ 1993年発表。

〈神の声を持つ男〉〈ザ・ヴォイス・オブ・ロック〉の称号を持つ生きる伝説、グレン・ヒューズ!

数々の作品に参加し、その凄まじい歌声を歴史に残して来た。驚くべき事に未だに衰える気配もない!

グレン・ヒューズが残した遺産の中で、私が最も好きなものは、トニー・アイオミの「セヴンス・スター」、ゲイリー・ムーアの「ラン・フォー・カヴァー」、ジョン・ノーラムの「フェイス・ザ・トゥルース」、ソロの「アディクション」そしてこの「シング・ザ・ブルーズ」である。

L.A. Blues Authority Volume Ⅱ

GLENN HUGHES/Blues

と言うのが本来のタイトルらしく、プロジェクト的なアルバムの様だ。参加ギタリストは、ジョン・ノーラム!、ウォーレン・デ・マルティーニ、マーク・ケンドール、リッチー・コッツェン、ダーレン・ハウスホールダー、ミック・マーズ、クレイグ・エリックソン、ベースにトニー・フランクリンとなかなか豪華。

ここで聞けるグレンのヴォーカルはやはり凄まじい!特に1曲目の「The Boy Can Sing The Blues」は本当に素晴らしい!

グレンのヴォーカルは素晴らしいが、アルバム全体としては、曲のバリエーションはあるものの、高いクオリティーの楽曲が揃っていなくて1曲目だけが突出している感じだ。

しかしこの1曲目の存在により私の中で、強い衝撃となっていつまでも残っている。

<The Boy Can Sing The Blues>

ギターのブルージーなフレーズから、ヘヴィなドラムが入り、とてつもないうねりとグルーヴを持ったツェッペリン風のリフが始まる!

そしてグレンのシャウト!体に電流が流れる様なしびれを感じる!

What’s done is done !

そして鬼神の様にグレンは歌い出す!何と凄まじい歌声だろうか!

ロニー・ジェイムス・ディオやグラハム・ボネットも怪物だが、グレンの声はまた違った凄まじさがある!

ドラムもヘヴィでタメが効いていて、強烈なグルーヴを生み出していて素晴らしい!

Sing the blues !

この曲はツェッペリンの「Black Dog」、ホワイト・スネイクの「Still Of The Night」と並んで私の中で3大ブルーズ・ロックの名曲として君臨している!

グレンの歌うツェッペリンの曲を是非聞きたいと思う!そうだ、このアルバムはツェッペリンのカヴァー・アルバムにすれば良かったのだ!

デッド・デイジーズにグレンは加入した様だ。まだまだ目が離せない!

GLENN HUGHES / L.A. Blues Authority Volume Ⅱ Blues /The Boy Can Sing The Blues を語る。

お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。

トリスタン

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