ジューダス・プリースト/背徳の掟 1984年発表。
最高傑作であり、アイアン・メイデンの「魔力の刻印」と並びヘヴィ・メタルの歴史的名盤!ヘヴィ・メタルとは何か?その答えの全てが詰まっている!
メタル・ゴッド、ロブ・ハルフォードの空間を切り裂く驚異の歌唱!
ドラマチックな展開!感動的ツイン・リード!
収録曲の圧倒的クオリティーと荘厳な世界観!
「Defenders Of The Faith」と言うタイトルが示す崇高な精神性!
まさにヘヴィ・メタルの頂点を極めた作品である!
〈Defenders Of The Faith〉
side A
1)Freewheel Burning
唐突にギターのA音の高速8分刻みが始まり疾走するビートに徐々にリフが乗って来る!ホイールは土煙を上げて爆走を始めた!
メタル・ゴッドのヒステリックなハイトーンは行く手を遮る物、全てを切り裂いて進む!身震いする程の名曲である!
中間部の早口ハイトーンは聞く者を異次元へ連れて行き、「With Victory on high!」でトドメを刺す!
そして圧巻のギター・ソロである!様式美的メロディーが心を震わせ、続くアルペジオ風フレーズがハーモニーを重ねる様は感動的である!戦う男の哀愁を感じさせる!
サビの繰り返しの後の最後のハイE音は鳥肌ものである!永遠の名曲!
2)Jawbreaker
イントロは魔界の帝王が姿を現したかの様である!メロディーは哀愁たっぷりで、キメの「Jawbreaker!」にはもうひれ伏すばかりである!
細かい部分のアレンジも行き届いているし、トム・アロムのプロデュースも素晴らしい!
ハルフォードのライヴでもよく取り上げられた永遠の名曲!
3)Rock Hard Ride Free
イントロのこの哀愁はどうだ!そしてツイン・リード!完璧である!そしてサビの「Rock Hard! Ride Free!」の勇壮な雄叫び!涙を流して共に叫ぼうではないか!
永遠の名曲!
4)The Sentinel
厳粛なムードが漂うギター・フレーズから始まり、我々を地獄へと連れて行く!メタル・ゴッドの壮絶な叫びには誰も逆らえない!
ギター・ソロの後に続く「Now facing as another~」で語り部がこの地獄の惨劇を語っている様なフレーズはその光景が目に浮かぶ様である!
しかし物凄い歌詞だなこれ。永遠の名曲!
side B
5)Love Bites
突如予告も無しに現れた新路線の曲!次作「Turbo」への音楽性の変化の伏線になっていたのか!これはこれで名曲!
6)Eat Me Alive
ヤバい雰囲気が伝わって来る疾走曲。メタル・ゴッドの圧倒的表現力によって非凡な名曲に仕上がっている!
恐ろし気なタイトルだが歌詞対訳を見ると「少し手かげんしてくれ」となっている。
7)Some Heads Are Gonna Roll
レジスタンスの精神に溢れる世界を表現しており、思いの他美しいメロディーに仕上がっている。
歌詞対訳を見ると「きっと不満が吹き出すだろう」となっている。
8)Night Comes Down
柔らかいギターの音が気持ちいいイントロ。ロブのムーディーな歌唱が心地よい。壮大に盛り上がっていく所は感動的!
伝統的ブリティッシュ・ロックの流れを感じさせる名曲!
9)Heavy Duty
クイーンの「We Will Rock You」に対する返答か?勇壮なメタル讃歌である!
10)Defenders Of The Faith
引き続き、非常に重い意味を持つタイトルが繰り返される!
ジューダス・プリーストは自らに課せられた使命に、真正面から立ち向かう強い決意を世界に向けて宣言した!
ジューダス・プリースト共にヘヴィ・メタルは存在する!
Keep the Faith !
〈Judas Priest〉
Rob Halford:Vocals
Glenn Tipton:Guitars
K.K. Downing:Guitars
Ian Hill:Bass
Dave Holland:Drums
そしてデイヴ・ホーランドのご冥福をお祈り致します。
Judas Priest/Defenders Of The Faithを語る。
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トリスタン
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このアルバムはプリーストの中でも一番聴いている、捨て曲無しの名盤ですよね
一曲目から掴みが抜群過ぎる疾走感と、ロブさんの超絶早口高音サビは人間技ではありませんよ\(^o^)/
それにしても6曲目の『Love Bites』は、数年後のデフ・レパードと同名異曲ですが、向こうは読み方そのままの邦題ですが、こちらは『欲望の牙』と邦題が付いていますね。何故かメタル系は英語をそのまま読む邦題よりも、こちらで考えた邦題が意外と似合っていると思っています
1990年代辺りから(変な邦題も多かった反省からか)大半の邦題はそのままの読みになっている傾向ですが、これは日本の文化として残しておきたいと思っていたりします
スリップノット辺りは、読み方のみの邦題が味気なさ過ぎてしまう印象になります…(^◇^;)
プリーストはアルバム『贖罪の化身』だと久々に大半の曲に邦題らしい邦題が付けてあったのは、なんだか嬉しかったですよ(^^)
力の入ったコメント、ありがとうございます!おっしゃる通り、捨て曲無しの名盤ですね!
私も一番好きなアルバムです。
邦題はとてもセンスが要りますね、良いモノは素晴らしいですが、曲によってはどの曲の事か分からないモノもありますし、無難に流れたのでしょうね。
良い邦題がつけられた曲は確かに嬉しくなりますね!
担当の方にはがんばって貰いたいですよね。