グレン・ヒューズ/シング・ザ・ブルーズ 1993年発表。
〈神の声を持つ男〉〈ザ・ヴォイス・オブ・ロック〉の称号を持つ生きる伝説、グレン・ヒューズ!
数々の作品に参加し、その凄まじい歌声を歴史に残して来た。驚くべき事に未だに衰える気配もない!
グレン・ヒューズが残した遺産の中で、私が最も好きなものは、トニー・アイオミの「セヴンス・スター」、ゲイリー・ムーアの「ラン・フォー・カヴァー」、ジョン・ノーラムの「フェイス・ザ・トゥルース」、ソロの「アディクション」そしてこの「シング・ザ・ブルーズ」である。
L.A. Blues Authority Volume Ⅱ
GLENN HUGHES/Blues
と言うのが本来のタイトルらしく、プロジェクト的なアルバムの様だ。参加ギタリストは、ジョン・ノーラム!、ウォーレン・デ・マルティーニ、マーク・ケンドール、リッチー・コッツェン、ダーレン・ハウスホールダー、ミック・マーズ、クレイグ・エリックソン、ベースにトニー・フランクリンとなかなか豪華。
ここで聞けるグレンのヴォーカルはやはり凄まじい!特に1曲目の「The Boy Can Sing The Blues」は本当に素晴らしい!
グレンのヴォーカルは素晴らしいが、アルバム全体としては、曲のバリエーションはあるものの、高いクオリティーの楽曲が揃っていなくて1曲目だけが突出している感じだ。
しかしこの1曲目の存在により私の中で、強い衝撃となっていつまでも残っている。
<The Boy Can Sing The Blues>
ギターのブルージーなフレーズから、ヘヴィなドラムが入り、とてつもないうねりとグルーヴを持ったツェッペリン風のリフが始まる!
そしてグレンのシャウト!体に電流が流れる様なしびれを感じる!
What’s done is done !
そして鬼神の様にグレンは歌い出す!何と凄まじい歌声だろうか!
ロニー・ジェイムス・ディオやグラハム・ボネットも怪物だが、グレンの声はまた違った凄まじさがある!
ドラムもヘヴィでタメが効いていて、強烈なグルーヴを生み出していて素晴らしい!
Sing the blues !
この曲はツェッペリンの「Black Dog」、ホワイト・スネイクの「Still Of The Night」と並んで私の中で3大ブルーズ・ロックの名曲として君臨している!
グレンの歌うツェッペリンの曲を是非聞きたいと思う!そうだ、このアルバムはツェッペリンのカヴァー・アルバムにすれば良かったのだ!
デッド・デイジーズにグレンは加入した様だ。まだまだ目が離せない!
GLENN HUGHES / L.A. Blues Authority Volume Ⅱ Blues /The Boy Can Sing The Blues を語る。
お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。
トリスタン
〈おすすめ記事〉