
ページェント/インディーズ・コレクション
大正ロマンティシズムとユーロピアン幻想が見事に溶け合ったサウンドは私の心を強く捉えた!
ページェントの初のCDはこれでした。非常に良いベスト・アルバムです。
1)螺鈿幻想
2)ヴェクサシオン
3)人形地獄
4)仮面の笑顔
5)奈落の舞踏会
6)蜘蛛の館
7)木霊
8)エピローグ
「螺鈿幻想」の代表曲と「奈落の舞踏会」の代表曲、そして未発表曲の“蜘蛛の館”で構成されています。
“ヴェクサシオン”はもちろん永井さんのヴォーカルが素晴らしいニューヴァージョンです。
オリジナルは宮武さんの言うようにミス・プロデュースだったので、このニューヴァージョンの収録はありがたいです。
それでは「ヴェクサシオン」をお届けしましょう。
<ヴェクサシオン>
美しい12弦ギターのアルペジオが流れる。天上界のような美しさ。そして永井さんが歌い出す。
~生まれた時からずっと~
~鏡を重ねた~
宮武氏の美しいフルートがひらひらと舞う
~貴方は右を~
~やがて天使に~
悲劇的な詩は美しい旋律に重なり、永井さんの歌声に悲しみを宿す。
~白い部屋の中で~
無邪気な笑い声が悲しみを誘う。
~誰がいけないの?~
~ヴェクサシオン~
宮武氏の美しいフルートは純粋さを描く。純粋さゆえに悲しい。
軽快に変拍子でリズムが刻まれる。そしてシンセ・ソロはあくまで明るさを表現する。そしてAメロをギター・ハーモニーが奏でる。
物語のページはめくられる。
そして最終章のメロディー。
~鉛色の壁の中~
~淋しがり屋のヴェクサシオン~
全ての魂を浄化するような旋律。心の奥から溢れる聖なる感情。人間界と天上界を繋ぐのは儚き夢。
そしてシンセ・ブラスは高らかに鳴り響き、ギターが涙ぐむ。可哀想な子たちのために。
そしてフルートはひらひらと舞う…
本当に悲しくも美しい曲です、宮武さん。
〈ページェント〉
永井博子 (Vocal, Keyboads)
中嶋一晃 (Guitars)
山田和彦 (Bass)
引頭英明 (Drums)
長嶋伸行 (Bass on 1,2,7,8)
宮武和広 (Flute on 1,2,8)
PAGEANT の名曲 ヴェクサシオン を語る。
お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。
トリスタン
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