ヴィシャス・ルーマーズ/デジタル・ディクテイター 1987年発表。
新ヴォーカリストにカール・アルバートを迎えて制作された超強力2ndアルバム!
そしてヴィニー・ムーアが予定通り脱退し、新ギタリストにマーク・マックギーが加入、見事なツイン・ギター・チームが出来上がる!
とにかく素晴らしいへヴィー・メタル・アルバムで、ジューダス・プリーストに匹敵するクオリティーを誇る!
何と言ってもカール・アルバートのヴォーカルの凄まじさである!クリーンな声でハイトーンを聞かせたと思えば、ロニー・ジェイムス・ディオばりの力強いシャウトを炸裂!
ヴィシャス・ルーマーズを超一級のバンドに押し上げた!
そして特筆すべきは収録曲全てが名曲で、捨て曲は1曲として無く、まさに最高傑作と言える!
1stアルバムでヴィニー・ムーアに注目が集まり過ぎて、バンドの本質が伝わりづらいと言う弊害があったと言われていたが、カール・アルバートがいなかったのだから仕方ない。
もしいたとしたら、当然もっと高い評価を受けていただろう!
あれでヴィニー・ムーアがいなかったらただのクソ・アルバムである!(失礼!)
それでは「Replicnt~Digital Dictator」をお届けしましょう。
<Replicnt>
素晴らしいメタル前奏曲で、これから始まる音楽がいかにクオリティーが高いか、を証明している!
<Digital Dictator>
力強いドラムのフィルインから、ギターのパワー・コードによる不気味なコード進行が轟く!
そのコード進行の上にカール・アルバートのヴォーカルが登場する!
~He travels through the skies !~
このコード進行にこのメロディーはメタルの真髄を感じさせ、とてもいい!
そしてこの曲に於いては比較的クリーンな声で歌い上げている。メロディック・パワー・メタルを歌っても高い評価を受けるであろう歌唱力である!
そしてカールのハイトーンに続いて、
〈Programming minds !!〉
野太いバック・コーラスが炸裂!これはジェフ・ソープだろうか。
カール「Digital !」
ジェフ〈Dictator !!〉
いや、カッコいい掛け合いだ!
2コーラス終わってギター・ソロ!この辺はまだ小手調べの様だ。
3コーラス目が終わって、
カール〈Digital !〉
ジェフ〈Dictator !!〉
が繰り返され、スリリングなアンサンブルをキめて終わる!
とにかく素晴らしいメタル・アルバムである!真のメタルが聞きたい方は是非ともこのアルバムを聞いて頂きたい!
そしてカール・アルバートのご冥福をお祈り致します。
〈VICIOUS RUMORS〉
Carl Albert:Vocal
Geoff Thorpe:Guitar
Mark Mcgee:Guitar
Dave Starr:Bass
Larry Howe:Drum
VICIOUS RUMORS / Digital Dictator の名曲を語る。
お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。
トリスタン
〈おすすめ記事〉
価格:1,408円 |