第 73 話 フェア・ウォーニング の名曲 フォー・ザ・ロンリー を語る

フェア・ウォーニング/ハート・オン・ザ・ラン 2000年発表。

フェア・ウォーニングの期待の新作「4」に先駆けて発表されたシングル「Heart On The Run」は素晴らしい曲で、新作に対する期待は大いに高まった。

このシングルにはアルバム未収録曲「For The Lonely」が収録されている。

これがとんでもない名曲で、ライナーノーツの中で伊藤政則氏は、この曲がアルバムに収録されない事をしきりに残念がっていた。

新作「4」のラスト・ナンバーは「For The Young」と言う曲で、荘厳にして雄大、希望に満ちた素晴らしい曲だ!

この「For The Young」で終わるか「For The Lonely」で終わるか考えた末、「For The Young」に軍配が上がったと言う事だろうか?

この曲はこのまま歴史の闇に埋もれていい曲では無い!リアルタイムのファンは皆さん良く知っていると思いますが、後追いの方は是非ともチェックして下さい!

<For The Lonely>

アコースティック・ギターが美しいヨーロピアン・トラッド・フォークで哀愁の美旋律が堪能出来る名曲!

マイナー・キーでアルペジオが哀しく爪弾かれる。マンドリンらしき音が哀愁のテーマ・メロディーを奏でる。

~The light’s going down~

トミー・ハートは哀しいメロディーを優しく美しい声で歌い始める。いつものハスキーで力強い声では無く、クリーンで美しい声だ。

~I’m taking my song~

イントロのメロディーがサビで登場する。この美しい哀愁の旋律は、フェア・ウォーニングの曲としては他に類が無い程である!

~The wind of the west~

2コーラス目からバンドが入って力強いサウンドになる。そして…

サビはコーラスを伴って荘厳さを増す。

~I’m taking my song~

最後のサビが終わると「for the lonely」が繰り返し歌われる。何回か繰り返すと、オクターブ上をハイトーンで歌う!

「For the lonely !」

何とも哀愁が伝わる歌声である!

バンドはどんどん盛り上がり激しくなって行く!ギターはさながらウリ・ジョン・ロートの「I’ll Be There」の様である!

圧倒的なプレイの後、フェードアウトしていくと、マンドリンのアルペジオが美しく鳴り響き、ツェッペリンの「限りなき戦い」のイントロを思わせる。そして…

「Taking my song ~…」

のコーラスが寂しく響き、幕は降りる。

美の結晶の様な名曲である!知っている方も、もう一度聞いて下さい。

★YouTube/For The Lonelyはこちら

〈FAIR WARNING〉

Tommy Heart:Vocals

Helge Engelke:Guitars

Andy Malecek:Guitars

Ule W. Ritgen :Bass

FAIR WARNING / For The Lonely を語る。

お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。

トリスタン

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