第 49 話 シルヴァー・マウンテン/日比谷 ライヴ・イン・ジャパン ’85 を語る

シルヴァー・マウンテン/日比谷 ~ライヴ・イン・ジャパン ’85~ 1986年発表。

85年10月10日 日比谷野外音楽堂 第5回 ジャパン・ヘヴィ・メタル・フェスティバル、熱狂のライヴ!

あのシルヴァー・マウンテンがまさかの来日である!見に行けなかったのは、非常に残念!しかしこうしてライヴ・アルバムが発表されたのは、嬉しい限りである!

その念願のライヴ・アルバムを聞いて見たが、ヨナス・ハンソンのギターのあまりの素晴らしさに感動した!

アルバムとライヴではギター・プレイが違うのは良くある。インプロビゼーション主体の場合や、発展形の場合、ハーモニーがついている場合1人でどう再現するか等色々ある。

ヨナス・ハンソンからの解答は信じられない程素晴らしいもので、一瞬何が起きたか解らない程の衝撃であった!これほどのプレイをしてくるとは。

当時シルヴァー・マウンテンはライヴをする機会が無く、不慣れであまり良いパフォーマンスが出来なかったらしい。確かにリズムが不安定だったりヴォーカルがちゃんと歌えてなかったりする部分もある。

後で知った事だが、ギターもかなりスタジオで差し替えをしている。

このライヴ・アルバムがCD化された時、間違えて、スタジオで修正される前のオリジナル音源が、発売されてしまった。

それを聞くと、確かに誉められたパフォーマンスではない。私が感動したギター・プレイも、差し替えられたものだった。

今出回っている(もう出回ってない?)輸入盤はどちらの内容なのかわからない。CDしか聞いてない人、要注意!アナログを聞いて!

しかしこのライヴ・アルバムが伝説の名盤として語られるのは、スタジオで修正したヨナス・ハンソンのギター・プレイの素晴らしさによるものであろう!

〈HIBIYA~LIVE IN JAPAN ’85~〉

1)Shakin’ Brains

イントロのハーモニー・ギターはまさかの高音部をプレイ!

ソロ・パートはまるっきり違うプレイで、非常にスリリングで美しい!リフのパートでも無視してソロを続ける部分がまた美しい!

問題のラストのハーモニーパートだが、一度目はメイン・メロディーをハモり無しでプレイし、二度目はメロディーを無視して、さらに美しく発展させた新しいメロディーを拡張型でプレイ!これには腰が抜ける程の驚きと感動があった!

見事である!この瞬間、他のマイナス要素は全て吹っ飛んだ!歴史的名演!

2)Universe

間髪入れず始まる。イントロのプレイは何とオクターブ下!これは何故だ!

そしてやはりソロ・パートは全て変えてきた。が差し替えはあまりされていない!ライヴならではの新しいソロが堪能出来る!

極めつけは間奏に繰り返されるテーマ・メロディーである!一度目はオリジナル通りで、二度目から新しいメロディーに変えられていて、これがまた美しい!

ただアルバム通りに再現する以上の感動をもたらしたヨナス・ハンソンはまさに天才である!

3)Always

このライヴに於けるクリスター・メンツァーのヴォーカルが結構酷いので、この曲のヨナス・ハンソンのヴォーカルがかなり素晴らしいものに聞こえる。

やはりギターは新しいメロディーに変わっていて、素晴らしい。

4)Why?

間髪入れず始まる。この曲もヨナス・ハンソンがヴォーカルで素晴らしい!キーボードはその後イングヴェイ・バンドで活躍する事になるマッツ・オラウソン。

しかし毎度イングヴェイにメンバー持ってかれるなあ。あ、ゲストって書いてある。

5)Handled Roughly

スローバラード。イントロのギターをどう新しくアレンジするかだが、フリーなギター・ソロで処理された。

この曲はまあ普通の出来。ラストのクリスター・メンツァーの声が汚なくてうるせえ!

6)Meaningless

新曲!これは素晴らしいプレゼントだ!

イントロのアイデアからして素晴らしい!ヴォーカルは交代性になっている。やはりヨナスがいい!

7)Walking In The Shadow

スローなナンバーで、ギターも堪能出来る。気だるい曲調。この曲で終わりなのだが、他にどんな曲がプレイされたか気になる。

そう言えば海賊版で大阪公演のものがあった。セット・リストを記載します。

1)Shakin’ Brains 2)Universe 3)Too Late 4)Walking In The Shadow 5)Help Me 6)Always 7)Why? 8)Handled Roughly 9)Meaningless 10)Call Of The Lords 11)Niagara 12)Rider In The Sky 13)Man On The Silver Mountain/You Fool No One 14)Ritchie’s Blues 15)Mistreated

何とMan On The Silver MountainにYou Fool No One、Mistreatedまでやっている!

〈Silver Mountain〉

Jonas Hansson:guitars&Vocals

Christer Mentzer:Vocals

Per Stadin:Bass

Marten Hedener:Drums

Mats Olausson:Keyboads

Silver Mountain/HIBIYA~LIVE IN JAPAN ’85~を語る。

お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。

トリスタン

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