第196話 ジャーニー/フロンティアーズ を語る

ジャーニー/フロンティアーズ 1983年 発表。

名作「エスケイプ」に続く期待の新作は、さらに凄い事になった!圧倒的完成度を誇るアルバム「フロンティアーズ」登場!

ジャーニーはアルバムを発表するごとにクオリティーがどんどん上がって行く!「エスケイプ」も素晴らしかったが、この「フロンティアーズ」は本当にいい曲ばかりじゃあないか!

しかもハードな曲が増えている!

そしてスティーヴ・ペリーの歌声はさらに太く、深く、ハスキーさも加わり、円熟味が出てきた。本当に素晴らしい!

世界にはスティーヴ・ペリーにそっくりに歌えるヴォーカルが何人かいるが、彼等が真似出来るのは前作「エスケイプ」までで、円熟味が出てきた本作「フロンティアーズ」以降の曲は誰にも真似出来ない!

そう、誰一人として真似出来る訳がないのだ!

ここで唯一無二のスティーヴ・ペリーの歌声が確立されたのだ!

ニール・ショーン、ジョナサン・ケインも本当に素晴らしい!ジャーニーの黄金時代と言えるでしょう!

〈FRONTIERS〉

side A

1)Separate Ways

あのキーボードの音が聞こえて来たらもうクライマックス!そしてへヴィーなバンドが加わり最高潮のまま曲は始まる!本当に凄い名曲だ!

スティーヴ・ペリーは運命的メロディーを力強く歌う!カッコいいなあ~!

Someday love will find you !

サビも分厚いコーラスで圧倒的だ!

ニール・ショーンのギターも曲の真髄を表現していて素晴らしい!

I still love you girl !

後半の鬼気迫る雰囲気がまたカッコいい!

No !

終わり方も完璧でシビレる!

ヨーロッパの「The Final Countdown」と並んでメロディアス・ハード・ロックの最高峰と言えるでしょう!

2)Send Her My Love

「Who’s Crying Now」と並んでAOR風バラードの傑作!イントロの優雅で美しいメロディーが心を締め付ける!

そして何と哀愁のある曲だろうか?ヨーロピアン・ロックの曲でも滅多にないレベルのメロディーだ!というかジャーニーの曲は、アメリカのバンドで在りながら、本当に心にしみる曲が多い!

ニール・ショーンのギターもとろける程美しい!

3)Chain Reaction

最強のへヴィー・チューンだ!何処からこんなアイデアが出てくるのか?ライヴで聞いたらたまらんな!

ジャーニーが絶好調なのが良く分かる!とにかくカッコいい!

ラストのギター・ソロがもうマイケル・シェンカー!

4)After The Fall

穏やかな感じの、テンポのあるバラード。とても気持ちが落ち着く。

サビの哀愁がまた素晴らしい!メジャーキーの持つ哀愁感というのは独特で、本当に心にしみる。

5)Faithfully

ジョナサン・ケインの渾身の力作の名バラード!派手さはないものの、聞く程に心にしみるとんでもない名曲だ!あ、涙が出てきた。

人類の心の優しさを信じられそうな気持ちになれる!

最後のスティーヴ・ペリーのハイトーンが感動的!

★YouTube/Faithfullyはこちら

side B

6)Edge Of The Blade

ギターの鋭いリフからシリアスなハード・ロックが始まる!これもカッコいい!

サビのスティーヴ・ペリーの歌声がメロディーにはまっていて、官能的ですらある!

ギターはもうギンギンの弾きまくりでカッコいい!

★YouTube/Edge Of The Bladeはこちら

7)Troubled Child

暗い雰囲気のバラード。しかし全編に渡る美しいメロディー!歌声から滲み出る哀愁は凄い!

他の曲が凄過ぎて目立たないが名曲!

8)Black Talk

ノリ一発のロック!へヴィーなドラムがカッコいい!これもライヴで聞いたらたまらんだろう!

9)Frontiers

プログレの様なイントロからヴォーカルが続く。変則的リズムでやはりプログレだ。

ジョン・アンダーソンが歌ったら「イエス」になりそう!

メロディーは哀愁があってとてもいい!

10)Rubicon

大陸的で雄大なノリのロック!これこそアメリカ!イエーイ!歌詞もポジティブで良質のエネルギーに溢れている!

ああ~、いい時代だったな~!

今のアメリカは闇だ!

ベストに収録されている同時代の曲に「Only The Young」がある。アメリカの素晴らしい時代を感じさせる名曲で、本当に心にしみる!

〈JOURNEY〉

Steve Perry:Lead Vocals

Neal Schon:Guitar&Vocal

Jonathan Cain:Keyboads, Guitar&Vocal

Ross Valory:Bass&Vocal

Steve Smith:Drums

JOURNEY / Frontiers を語る。

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トリスタン

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