イエス/究極 1977年 発表。
名作「リレイヤー」を発表したものの、パトリック・モラーツは脱退。新作制作のため加わったのは何とリック・ウェイクマン!
心機一転、アルバム・ジャケットはヒプノシスが担当!良いか悪いかは判らないが、新しい「イエス」を感じさせる!
いや、いいアルバムじゃないか。
曲の良さ、緊張感、演奏、どれを取っても申し分ないクオリティーだ!というか最も素晴らしい「イエス」はこのアルバムで最後ですね。
「こわれもの」から始まった最高の「イエスは」幾多の名作を生み、「究極」へと至ったのだ。
最後を飾る「Awaken~悟りの境地」は本当に「悟りの境地」に行ってしまっている。
この様な音楽を生み出したからには、皆様さぞかし凄い悟りを開いた聖人君子だろうと思う。
しかしその後のドタバタ劇を見ると複雑な気分になる。
「悟りの境地」とは一体?
まあ、日本が勝手につけた邦題だからね。
このアルバムは素晴らしい!それだけの事だ。
〈Going For The One〉
1)Going For The One
いきなりダサいロックン・ロールで始まる!
歌が始まると紛れも無いあの「イエス」だ!しかしジョン・アンダーソン、凄いハイトーンで歌っているな!
途中でブルーズみたいになる。
サビの繰り返しが凄い!
高い緊張感といきおいが感じられる素晴らしいオープニング・ナンバーだ!
2)Turn Of The Century
叙情的な美しいバラード。アコースティック・ギターから始まり、ジョンの美しい歌声が乗る。
本当に美しい曲だ、心が洗われる。ジョンの唯一無二の声あってのモノですね。
後半のピアノ、ギターの美しさはどうだ!あまりにもドラマチックだ!
再びジョンが荘厳に歌う!
アコースティック・ギターが美しい音色で最後を飾る。
神聖な空気に包まれた名曲!
3)Parallels
パイプ・オルガンが荘厳に鳴り響く!ベースが印象的なラインを弾き出す!ギターは天空を舞う!イントロから凄い!
歌はコーラスを伴い行進する。いいね、イエスらしい良いメロディーだ。
パイプ・オルガンでソロをやってしまうとは凄いな!
サビのスリリングさも絶品だ!
エンディングのギター・ソロも素晴らしい!
4)Wonderous Stories
12弦ギターから始まり、ジョンの歌声が乗る。やはりイエスらしいメロディーで、心が癒される。
キーボードも華麗に舞う!
コーラスも何もかもが美しい!
5)Awaken
ピアノが華麗に舞う!リック・ウェイクマン万歳!
ジョンの聖なる歌声が天空から降り注ぐ。
意味深な詩のコーラスが立ち昇る。
我々聞き手を哲学の世界へ引き込んで行く!
ギターが煌めく様な音色でスリリングに舞う!ハウ先生、これは素晴らしい!
キーボードも絢爛豪華に響き渡る!いや美しい!
そして静寂。
深淵な世界を垣間見る。
少しずつ「何か」に近づいて行く。
美しい描写だ。
パイプ・オルガン、ギターが素晴らしい!
そしてジョンは悟りを開いた様に歌う!
目の前に広がる景色はまさに「悟りの境地」!
大地から湧き上がり、天空へと翔のぼるパイプ・オルガンが感動的!
何と荘厳な世界!
そしてジョンの聖なる歌声が天空から降り注ぐ。
我々は「イエス」によって「悟りの境地」を垣間見る旅をしたのだ!
何と凄い体験だろうか!
★~★~★~★
「危機」から「究極」へ至った「イエス」は確かに悟りの「扉」を開いた。
その景色はまさに絶景であった。
そしてクリス・スクワイアのご冥福をお祈り致します。
〈YES〉
Jon Anderson:Vocal
Steve How:Guitar
Rick Wakeman:Keyboads
Chris Squire:Bass
Alan White:Drum
YES / Going For The Oneを語る。
価格:2,702円 |
お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。
トリスタン
〈おすすめ記事〉
ブリティッシュプログレッシヴロック100/岩本晃市郎【合計3000円以上で送料無料】 価格:2,530円 |
Mellotron M4000D mini Digital Mellotron【今ならSound Card 02 & Mellotron T-シャツ プレゼント】 【送料無料】 価格:269,800円 |