第157話 スコーピオンズ/禁断の刺青 を語る

スコーピオンズ/禁断の刺青~ラヴ・アット・ファースト・スティング 1984年 発表。

名盤「Black Out」に続く作品は、全米6位を記録する不滅の名作となった!

時はまさにへヴィ・メタル全盛期、偉大なバンドが次々と名作を発表し、百花繚乱の時代であった!

そんな中、スコーピオンズは完璧なアルバムを発表し、世界中をツアーしまくった!MTVやラジオの力もあり、頂点へと翔上った!

いや凄かったなこの時代のスコーピオンズは!

70年代のスコーピオンズも素晴らしかったが、この時代のスコーピオンズはもう別ものとして考えた方がいいな。

クラウス・マイネは歌声も凄かったが、ライヴで観客を煽るのがうまかった。あれじゃ盛り上がるだろう!

マティアス・ヤプスのギターは、あらためて聞くとかなりいい!マイケル・シェンカーに迫るものがある!いい過ぎか?

そしてやはりルドルフのリフは素晴らしい!最高の切れ味である!曲作りのクオリティーも高い!

2015年発表のリマスター盤を聞きまくっているが、捨て曲は全く無く本当に爽快で素晴らしい!今の時代にこれ程の名盤はまず生まれないだろう。後は「ハロウィン」の新作に期待するのみだな。

〈Love At First Sting〉

1)Bad Boys Running Wild

オープニングのマティアス・ヤプスのギターがスリリングで効果的!これはいい!続くルドルフの重厚で切れ味鋭いリフが、魔の帝王の様な威厳を放つ!カッコいいぞ!

シンコペーションのリズムに乗り、クラウスが見事な歌声を放つ!上手い!いい声だ!

Bad Boys running wild !

2度目のサビの終わりの部分のコーラスが美しい!

way~!

マティアスの鋭いギターもいい!

オープニングにふさわしい名曲!

2)Rock You Like A Hurricane

誰もが知る、一世風靡したあのリフが聞こえて来る!アイデア次第でこれ程素晴らしいリフが生まれるという最高の手本である!

その上に乗るマティアスのリード・ギターも見事な効果を上げている!

意表をついてクラウスの囁く様なヴォーカルから始まる。いいじゃないか。

サビはあのリフに乗せて

Here I am !

このコーラスがまた美しい!

そしてクラウスの煽り声が曲を盛り上げる!

へヴィ・メタルの歴史に燦然と輝く名曲!

3)I’m Leaving You

イントロは何か「ラウドネス」っぽい。しかし曲は清涼感があり、キャッチー。さながらTNTの様だ。変な例えか。

いい曲だ。

4)Coming Home

まるで70年代のブリティッシュ・ロックのバラードの様に始まる。これは驚いた。美しい。

そしてパワフルなメタル・サウンドに変化するが、妙に物悲しい雰囲気がある。

吼える様なギター・ソロがカッコいい!

ヨーロピアン・メランコリー・メタルですね。ライヴのオープニング曲になった。

5)The Same Thrill

パワー全開のメタル!「Can’t Get Enough」の流れかな。

クラウス・マイネが、ルドルフ・シェンカーが暴れ回る姿が目に浮かぶ!

6)Big City Nights

「Hurricane」と並んでこのアルバムを代表する名曲!印象的なリフとキャッチーなサビ。

曲作りは絶好調と言える。

ルドルフのギター・ソロもなかなかいい。

7)As Soon As The Good Times Roll

こんな曲もあったのか、地味な存在だったがあらためて聞くと凄くいい曲じゃないか!

ムードがあるし、サビの哀愁感は見事!しかしライヴ向きでは無いのだろうな。

8)Crossfire

こちらもこんな曲があったのか、という感じだが、素晴らしい名曲じゃないか!

マーチング・ドラムが効いていて雰囲気がある!

Understand !

のコーラスが印象的だ!

9)Still Loving You

こちらもこのアルバムを代表する名曲!スコーピオンズのバラードは本当に素晴らしい!

クラウスの歌の上手さは際立っている!囁く歌い出しは絶品!そして雄大なサビは本当に感動的!

ギターのあのメロディーは心にこびりつく。

この曲のヒットにより、フランスで出生率が上がったという話は面白かった。この曲を聞くと愛し合いたくなるんだな。フランス人かわいいぞ!スコーピオンズは貢献している!

日本では「スーパー・ロック ’84 イン・ジャパン」が開催された。ラインナップは、「アンヴィル」「ボン・ジョヴィ」「スコーピオンズ」「MSG」「ホワイトスネイク」という信じられない豪華さ!この時の印象が強い!残念ながら見に行けなかったが、凄い時代だった!

〈SCORPIONS〉

Klaus Meine:Vocals

Rudolf Schenker:Guitars

Matthias Jabs:Guitars

Francis Buchholz:Bass

Herman Rarebell:Drums

SCORPIONS / Love At First Sting を語る。

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お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。

トリスタン

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