マーシフル・フェイト/ドント・ブレイク・ジ・オース~禁断の誓い 1984年 発表。
デンマークから登場したサタニック・メタル・バンド「マーシフル・フェイト」の傑作アルバム!
「マーシフル・フェイト」のサウンドを聞くと、西新宿にあったへヴィ・メタル輸入盤専門店を思い出す。
前を通るとマニアックなアンダーグラウンドのメタル・バンドのレコードが、大音量でかけられていた。
独特の雰囲気を放っていて、行くたびワクワクした。
輸入盤でしか買えない未知のレコードがたくさんあった。
「ODIN」の「Don’t Take No For Answer」や北欧の「UNIVERSE」、あの「Fates Warning」等が思い出深い。
「KING DIAMOND」の「Abigail」が流れていたのも印象的だった。
輸入盤は独特の何とも言えない匂いがした。
「マーシフル・フェイト」を聞くとあの店で流れていた古き良きアンダーグラウンドのメタル・サウンドを味わえる。
ただのオヤジの懐古話になってしまった。
ブラック・サバスのドラマチックな展開を見事に踏襲し、美しいメロディーで表現した北欧メタルの名盤である!
キング・ダイアモンドの独特のミックス・ヴォイスのハイトーンは強力なオリジナリティがあった!
〈Don’t Break The Oath〉
1)A Dangerous Meeting
イントロのリフを聞くと血が騒ぐ!これこそアンダーグラウンド・メタル・サウンド!
キング・ダイアモンドが歌うメロディーは驚く程にメロディアスで哀愁がある。北欧の所以だろう。
Bメロの重ねられたメロディーも素晴らしい!
後半でリズムがアップ、ダウンと目まぐるしい!このセンスがいい!
2)Nightmare
イントロのリフから疾走するヴォーカル・パート!プログレッシブな展開とアレンジが素晴らしい!
曲は一つのリズムでじっとせずにどんどん変化する!
キング・ダイアモンドの歌うメロディーは美しく妖しい!
エンディングのアレンジも見事!
3)Desecration Of Souls
大きなうねりのあるリズムがいい。
途中でスローになり、戻る。リズム・チェンジにこだわりがあるバンドだ。
4)Night Of The Unborn
スリリングなイントロからシャッフルのヴォーカル・パートへ、さらに至るところでリズム・チェンジがある。
やはりキング・ダイアモンドのヴォーカルはメロディーがいい!
エンディングのユニゾンがキマっている。
5)The Oath
オープニングのSEと鐘の音、チャーチ・オルガンが雰囲気を出している!
シャッフルのリズムにヴォーカルが入り、またリズム・チェンジ。
非情にライヴ映えするアレンジの曲ばかりで、実際に見たらブチノメされただろう!
メイデンより凄いね!(演奏がしっかりしていれば)
6)Gypsy
体が横に揺れてしまう独特のリズムが素晴らしい!メロディーもいい!
ツインギターのハーモニーもいい!
7)Welcome Princess Of Hell
ゆったりしたリズムと8ビートの入れ替わりが印象的。
キング・ダイアモンドのハイトーンは不思議なメロディーで面白い。
8)To One Far Away
アコースティック・ギターをバックに哀愁のメロディーが舞う!
キング・ダイアモンドのスキャット、ツインギター、非常に美しい。
9)Come To The Sabbath
劇的に始まり、カッコいい!
ブレイクの合いの手で入るアコースティック・ギターのコードが非常識で、面白い!
やはりドラマチックにリズムが展開しまくる!
やはり演奏がしっかりしていれば、メイデンより凄い!
後半のスキャットは哀愁のメロディーで素晴らしい。エンディングのリズムも非常にプログレッシブ!
ラウドパークでキング・ダイアモンドが奇跡の来日!と思ったら、ステージ・セットを運ぶ船がトラブルで遅れ、キャンセルになってしまったのは悲劇だった!
あれが最初で最後のチャンスだった!
〈MERCYFUL FATE〉
King Diamond:Vocals
Hank Sherman:lead guitar
Michael Denner:lead guitar
Timi G. Hansen:Bass
Kim Ruzz:Drums
MERCYFUL FATE / Don’t Break The Oath を語る。
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トリスタン
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