クイーンズライク/RAGE FOR ORDER〈炎の伝説〉 1986年 発表。
クイーンズライクの音楽には神の意思が宿っている。「ザ・ウォーニング（警告）」に続く新作は神聖なる響きのプログレッシヴ・ロック・サウンド。
クイーンズライクが遺した神の遺産。
その崇高な音楽に私は驚異を感じた。
過去から現在へ…
現在から未来へ…
永劫の時間に存在する真理。
人が決して立ち入る事が出来ない聖域。
その扉は開いた。だが、しかし…
誰のために？
放たれた光はあまりに眩い。
恐れを持って目を伏せる。
目を開くのだ。
力を解放せよ。
使命を自覚した時、見える物がある。
〈RAGE FOR ORDER〉
side A
1）Walk In The Shadow
ミドルテンポのリズムに哀愁のメロディーが舞う。
正統的マイナーキーが支配し、陰を歩く者を包み込む。
Walk In The Shadow
2）I Dream In Infrared
神秘の扉は開かれた。
赤外線の光で描かれた神話。
神の威厳と共にジェフ・テイトは歌う。
神聖なる空間に広がる苦痛。
夢はもう見られない。
3）The Whisper
神秘のキーボードに導かれ、ツイン・ギターは儀式を行う祭司となる。
重く跳ねるリズムは非情なる時を刻む。
私を呼ぶ声がする。
4）Gonna Get Close To You
デジタルな響きのドラムが支配する。
ここは異空間。
ダークさとポップさが入り交じる渾沌。
5）The Killing Words
哀しきキーボードのアルペジオに導かれ、我々は直面する。
神の嘆きに…
愛と夢は失われた。
It’s over.
6）Surgical Strike
攻撃せよ。
戦士たちは任務を遂行する。
音楽はただ彼らの姿を描き出す。
side B
7）Neue Regel
ついに神の啓示が現れた。
そして新たなる秩序は示された。
空と大地、海は裂け轟く。
世界は生まれ変わるのだ。
Neue Regel
8）Chemical Youth（We Are Rebellion）
世界をこのままにしておけない。
反乱せよ。
化学は未来。
この先鋭的サウンドは訴える。
9）London
悲痛な思い。
ロンドンの街。
思い出は神聖な響きで私を呼ぶ。
ツイン・ギターは哀しき叫びを上げる。
10）Screaming In Digital
デジタルの叫び。
コンピューター言語
生きている世界は現実か、架空か。
感情が無ければこんなに苦しまない！
人生はプログラム出来ない。
11）I will Remember
終幕の時が来た。
厳かな夜、冷たい風
ギターのアルペジオは咽び泣く。
そして星は輝く
私は思い出すだろう。
神々の炎の伝説を。
クイーンズライクの音楽には、確かに神の意思が宿っていた。
その崇高な音楽に私は驚異を感じた。
〈QUEENSRYCHE〉
Geoff Tate：Voices
Chris De Garmo：Guitars
Michael Wilton：Guitars
Eddie Jackson：Bass
Scott Rockenfield：Drums
QUEENSRYCHE / Rage For Order を語る。
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トリスタン
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