第140話 アルカトラス/ライヴ・イン・ジャパン 1984 を語る

アルカトラス/ライヴ・イン・ジャパン 1984~コンプリート・エディション

アルカトラス初来日公演のビデオが新編集、リミックスで生まれ変わった奇跡のコンプリート・エディションが登場!

レインボー~MSGのグラハム・ボネットが新時代のヒーロー、イングヴェイ・マルムスティーンをギタリストに迎えて結成したアルカトラスは日本のファンの心を捕らえ、早くも来日公演を実現した!

熱狂の来日公演となった!

アルバムで度肝を抜いたイングヴェイのプレイは、ライヴでファンを興奮のるつぼに叩き込んだ!

リッチー・ブラックモアの様な激しいアクション、圧倒的なテクニックとクラシカルでエモーショナルなプレイ、貴公子の様なルックス、まさに新時代のヒーローの登場であった!

そしてグラハム・ボネットのヴォーカルである。音程が不安定な部分もあるが、やはり怪物の様な声である!

そのグラハムとイングヴェイが同じステージでプレイしたのだから、今思えば奇跡の共演であり、その興奮は計り知れない!涙ものの貴重な記録である!

ライヴそのものも、ロックのダイナミズム、躍動感に溢れ、素晴らしいモノになっている!しかしグラハムもいきなりピンクのスーツとは!

そしてオーディエンスは、当時メタルTシャツが今程普及しておらず、ロック・ファンには見えない普通の格好の人ばかりで、何とも時代を感じる。

しかし当時のファンは今のファンより数倍パワーがあった!歓声も大きいし、ノリも良く、常に拳を振りながらアーティストを応援した!

このビデオにはあの熱いひとときが見事に封じ込められている!

〈Live In Japan 1984〉

1)Opening

「Incubus」が流れ、オーディエンスは大きく盛り上がる!さあ始まりだ!

2)Too Young To Die, Too Drunk To Live

豪快なパワー・コードが鳴り、演奏が始まる!興奮はたかまる!

「コンニチハ、トーキョー!」

一曲目はアルバムトップに収録する予定だったこの曲!

オープニングにふさわしい名曲!

3)Hirosima Mon Amour

代表的名曲でリフが印象的!

途中から声が出なくなっているが、もともとキーが高すぎ!マーク・ボールズの様な器用なヴォーカリストならいいが、グラハムの様な力技で押すタイプにはキツい。

「Remember Hirosima !」

「Don’t forget Hirosima !」

「No more War !」

4)Night Games

ソロ・アルバム収録のこの曲が登場!ロックファンの西城秀樹がカバーした事によって有名になった!

5)Big Foot

アルバムで聞いた時は、「何て陰気で暗い曲なんだ!」と思ったが、聞く程になかなかいい曲だと思えて来る。

6)Island In The Sun

アルバムのトップに収録の名曲!キーボードのリフが印象的!

サビの「Sail away, Now !」のコーラスも素晴らしい!

7)Kree Nakoorie

壮大なパワーとアブナイ宗教的な混沌としたエネルギーが渦巻く名曲!

一体何処からこんなアイデアが浮かぶのか?絶対おかしいで!

そして圧巻のギター・ソロに突入する!こうして聞くとギターの音色が物凄く美しいのか判る!

8)Coming Bach

バッハのブーレを見事に弾きこなす!なかなか衝撃的で、自分も必死で練習したのを思い出す。

9)Since You Been Gone

レインボーのアルバムに収録されていた名曲!オーディエンスは大喜びである!

イングヴェイはアリアプロに提供されたフライングVにシングル・コイルを着けて使っている!あれを見たら欲しくなるからさすがだ。結構売れたのかな?

10)Suffer Me

哀愁のバラードだが、イングヴェイのアルペジオをバックにパワフルに歌うグラハム。

11)Desert Song

MSGの名盤「黙示録」に収録の名曲!やはりオーディエンスは大喜びである!

未体験だった幻の名曲が、今初めて日本でプレイされたのだ!あの部分が省略されていたけど。

12)Jet To Jet

「Hirosima Mon Amour」と並んで難曲な名曲!さすがに歌えていない。しかしそんな事は些細な問題である。

以前この曲はカットされていたらしいので、今回このコンプリート・エディションで、めでたく収録された。

13)Evil Eye

アンコール一曲目はクラシカルなインスト。イングヴェイの高い作曲センスがうかがえる。

14)Guitar Crash

いきなりやってくれた!ギター・クラッシュ!リッチー・ブラックモアゆずりの狂気のパフォーマンス!

オーディエンスは熱狂している!見ていてあまり気持ちいいモノではないが、手を怪我しないようにね。

シールドがイカれたよう。

15)All Night Long

皆が待ち望んでいたレインボーの名曲が登場!興奮のるつぼである!もうノリノリ!オーディエンスの喜びがはち切れんばかりだ!

そしてあの伝説の掛け合いである。グラハムは難解な長いフレーズをオーディエンスに無茶振りする!延々と!さすが!

いい思い出でしょう。

16)Lost In Hollywood

立て続けにもう一曲レインボーの名曲炸裂!イングヴェイのギターのトラブルは残念!

今までの疲れなど無い様にパワフルな声で歌い切るグラハムはやはり怪物である!

17)荒城の月

スコーピオンズがかつてこの会場でプレイした名曲を、イングヴェイはウリ・ジョン・ロートへのリスペクトを込めてプレイする。

「Tokyo Tapes」への愛を感じる。

18)Something Else

最後は60年代のロックン・ロール。ただ楽しもうではないか。

グラハムのクールなルックスに反して、コミカルなステージングは意表をついた。そしてイングヴェイのプレイはやはり圧倒的である!本物の天才を目撃した様だ。

January 28‐29, 1984

NAKANO SUNPLAZA, TOKYO JAPAN

〈ALCATRAZZ〉

Graham Bonnet:Vocals

Yngwie Malmsteen:Guitars

Gary Shea:Bass

Jan Uvena:Drums

Jimmy Waldo:Keyboads

ALCATRAZZ / Live In Japan 1984 を語る。

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お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。

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