ディオ/The Last In Line 1984年発表。
「レインボー」、「ブラック・サバス」を経てロニー・ジェイムス・ディオが結成した自らのバンド、「ディオ」の最高傑作と言える2ndアルバム！
前作「Holy Diver」も、常にライヴで演奏される名曲揃いの最高傑作ではあるが、この「The Last In Line」はディオの全ての曲の頂点に達した名曲「We Rock」と「The Last In Line」が収録されている！
今ここに「ディオ」は世界を支配する偉容を現したのだ！
Evil or Divine
「ディオ」は神か悪魔か？!
我々はメロイック・サインを掲げてただ追従するのだ！
〈THE LAST IN LINE〉
side A
1）We Rock
16分音符で刻まれたリフは、マイナーの3度の音を含み哀愁を伴って空間を切り裂く！
そして共に16分音符の連打で繰り出されるスネア・ドラムが緊張感を添える！
16ビートで疾走するメタル・アンセムの始まりだ！
You watch the faces !
ディオはその禍々しい声で先頭に立ち、我々を率いる！
We Rock !
この栄光のシャウトはマイナーの3度の音であり、哀愁を伴っている！
ギターもスリリングに音を撒き散らし、伴走する！
We Rock !
メタル史に残る名曲！ディオと共に我々はこの言葉を叫び続ける！
2）The Last In Line
安らぎに満ちたギターのアルペジオから始まり、ディオは優しく歌い出す。
They are ship without～
そして、
We are coming…
HOME ～!!
強烈なシャウトと共に壮大なリフがその偉容を現す！
これ程までに壮大な、巨大なリフは他に存在しない！圧倒的スケールである！
The Last In Line !
アルバム・ジャケットの映像が目の前に広がる！
The Last In Line !
へヴィ・メタル史に燦然とそびえ立つ！永遠に！
メロイック・サインを掲げよ！
3）Breathless
へヴィーなリフから始まるが、妙にキャッチーである！
だがポップさは微塵も無い。
4）I Speed At Night
強烈に疾走するヘヴィ・メタル！
ギターが狂気の様にぶっちぎれていてスリリング！
全てがパワフル！
5）One Night In The City
ドッシリとへヴィーなナンバー。
ディオらしいメロディーが展開する。
side B
6）Evil Eyes
ポップなメロディーで始まるアップテンポの曲。
少しずつポップ思考が生まれ始めた。
Evil Eyes !
7）Mystery
正統的マイナーで始まるが、サビがやはり少しポップ。
キーボードの使い方が微妙。
Mystery !
8）Eat Your Heart Out
へヴィーなリフで始まる正真正銘のヘヴィ・ナンバー！
ディオの声が神々しい！
9）Egypt（The Chains Are On）
レインボーの流れを汲む中世物語、もしくは旧約聖書か？
ディオの魔力が遺憾なく発揮されている！
中間部のアレンジが見事！
The Chains are on !
ディオの魔力は次の「Sacred Heart」でも存分に発揮されている！ドラゴンを倒せ！
〈DIO〉
Ronnie James Dio：Vocals
Vinny Appice：Drums
Jimmy Bain：Bass
Vivian Campbell：Guitars
Claude Schnell：Keyboads
そしてロニー・ジェイムス・ディオとジミー・ベインのご冥福をお祈り致します。
DIO / The Last In Line を語る。
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