プラウド/情炎の白夜 1984年発表。
北欧メタルを愛する私の前にまた素晴らしいバンドが現れた！
北欧メタルは何故これ程、私の心をとらえるのか？
しかしこのプラウドの音は少し趣が違う。
ツイン・ギターを前面に押し出し、ハイレベルでテクニカルなアンサンブルを聞かせてくれるが、そのギターの音は鋭角的で、エッジが効いていて、北欧メタルのイメージとは違い、どちらかと言うとブリティッシュ・ハード・ロックだった。
それでもメロディーには北欧を感じさせるクラシカルな部分も随所にあり、特に1曲目の「Star Fighter」のハーモニーはなかなか哀愁があって美しい。
＜Star Fighter＞
エッジの効いた鋭い音のギター・リフが飛び出して来ると、バンドが入って来て疾走する！続くヴォーカルはハイトーンでは無く中音域で、ハスキーだ。
「Can I see～」と続くコーラスは美しいが、その裏ではツイン・ギターの3連符の速弾きが唸りを上げ、テクニカルである事を主張する！
さらに「You’re the Star Fighter」と続く！何とサビが２つあるのか？この構成は凄い！そして歌い出しのメロディーが出て来ると、ギター・ソロに突入する！
二人のギタリストが交互にプレイした後ツインでハーモニーを奏でる！なかなかテクニカルでスリリングである！
そして２つのサビの後、再びツイン・リードが唸りを上げると、またしても２つのサビが登場する！最後はオーソドックスなロックのメロディーで締めくくられる！
このアルバム一枚を残して消えて行ったプラウド。彼等の活動はどんなものだったのか。
〈PROUD〉
Anders Magnell：Vocal
Peter Horvath：Guitar
Magnus Olson：Guitar
Bobby Horvath：Bass
Anders Holmqvist：drum
PROUD / Fire Breaks The Dawn の名曲 Star Fighter を語る。
お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。
トリスタン
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