第 45 話 エターナル・ティアーズ・オブ・ソロウ を語る

エターナル・ティアーズ・オブ・ソロウ/ケイオティック・ビューティー 2000年発表。

フィンランドのメロディック・デス・メタル・バンドである!このアルバムに収録されている「Autumn’s Grief」と言う曲がある。

これが素晴らしい!アルバム全体良質のメロディック・デス・メタルなのだが、この「Autumn’s Grief」は飛び抜けて極上のメロディック・シンフォニック・デスなのだ!

以前はオーソドックスなデス・メタルをプレイしていた エターナル・ティアーズ・オブ・ソロウだが、ナイトウィッシュの影響を受け、このスタイルに進化したらしい。

近年デス・メタルを聞かなくなったが、この曲だけは生涯聞き続けるだろう。

〈Autumn’s Grief〉

美しく静かなピアノが悲しげに流れ出す。 秋の肌寒い淋しげな風景が浮かぶ。

そして激しい嵐の如くバンドが加わる!強力なメタル・サウンドの上にピアノが乗る事によって、ここまで壮絶な世界が広がるとは!

ヴォーカルが低い声でモノローグの様に入って来る。バックはメタル・ギターのない押さえ気味の音。悲しげである。

そしてイントロのピアノのフレーズをストリングスに置き換えた壮絶なシンフォニック・メタルが炸裂し、その上にデス・ヴォイスがこだまする!何と凄まじい世界なのか!美しさと暴虐さが見事に融合した、かつて無い世界である!

ギター・ソロがまたこれが悶絶ものの泣きの、いや哭きのメロディーである!このセンスには脱帽である!

先の壮絶なフレーズがこの曲のメイン・テーマとなっているが、再び現れて二度目のギター・ソロへ続く。

そして壮絶なメイン・テーマが繰り返される!最後はその上に枯葉が舞うが如く華麗なるピアノ・ソロが奏でられ、極みに達する!

人生の終末を迎えた様に幕は降りる。

★YouTube/Autumn’s Griefはこちら

〈ETERNAL TEARS OF SORROW 〉

Altti Vetelainen:Bass&Vocal

Jarmo Puolakanaho:Guitar

Antti Talala:Guitar

Petri Sankala:Drum

Pasi Hiltula:Keyboads

ETERNAL TEARS OF SORROW/chaotic beauty〈Autumn’s Grief 〉を語る。

お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。

トリスタン

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感想(19件)

“第 45 話 エターナル・ティアーズ・オブ・ソロウ を語る” への 2 件のフィードバック

  1. トラゾー より:

    なんと、Autumn’s Grief を扱ってくれるなんて、カンゲキ!

    私もこの曲を聴いて、たまらなく惹きつけられた一人です。

    涙出るくらい素晴らしいメロディ!

    初めて聴いた時は、もうね、夜中に20回ぐらい聴いた^_^

    こういうバンドが埋れてしまうのは本当に残念。

    世界であまり知られてないけど素晴らしいメタルバンドが、 Finland にはたくさんありますね。

    1. トリスタン より:

      コメントありがとうございます!Autumn’s Griefは名曲なので力が入りました!世界であまり知られていないバンドも、出来るだけ紹介して行きます!

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