ファントム・ブルー 1989年発表。
マイク・ヴァーニーに見出だされたレディース・メタル・バンド、「ファントム・ブルー」の堂々のデビュー・アルバム!
美しい女性によるへヴィー・メタル・バンドと言う事で誤解を受け、ナメられそうだが、非常に高いクオリティーに仕上がっている名盤である!
とにかく凄いのはヴォーカルのギギの歌唱力で、チャステインの“女性版ディオ”、レザーに匹敵するパワーがある!これは凄い!
そしてエル・カミーノ・カレッジで、2年間ギターと音楽理論を学んだミッシェル・メルドラム、GITでギターを1年間学んだニコル・カウチと言う2人の実力派ギタリストがいて、圧倒的テクニックを聞かせてくれる!
そして何と言っても曲がいい!ここが大事である!ポップでキャッチーな軟弱ロックではなく、見事な正統派へヴィー・メタルである!
それでは1曲目の「Going Mad」をお届けしましょう。
<Going Mad>
ミドルテンポの3連のリズムに、ツイン・ギターがクラシカルなメロディーをプレイ、いかにもシュラプネルと言う感じだ。
~Time is running faster !~
アップテンポに変わり、ギギのヴォーカルが力強く歌い出す!アグレッシブで、本当にいい声だ!
~We’re going Mad !!~
ギギの凄まじい咆哮が轟く!
うおおお~凄い声だ!凄い歌いっぷりだ!カッコ良すぎである!
2コーラス終わって、ブレイクしてギター・ソロ、シュレッド・ギターが炸裂する!
ツイン・ギターがクラシカルなメロディーをプレイして、単独ソロ、再びツイン・ギター!シメはシュレッド!
~We’re going Mad !!!~
最後にギギの凄まじい咆哮が轟く!
ラストはイントロのフレーズの再登場で締めくくる!
凄い名曲であり、いつまでも語り継がれるべきである!
そして2ndアルバム「Built To Perform」で、ゲストにジョン・ノーラムが参加、ミッシェル・メルドラムと結ばれる。
が、悲しい事に2008年5月、ミッシェルは亡くなってしまった!ジョンと子供を残して…。さぞかし辛かっただろう!泣けて来る。うう
…ミッシェルのご冥福をお祈り致します。
〈PHANTOM BLUE〉
Gigi Hangach:Vocals
Michelle Meldrum:Guitars
Nicole Couch:Guitars
Linda Mcdonald:Drums
Kim Nielsen:Bass
PHANTOM BLUE の名曲 Going Mad を語る。
お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。
トリスタン
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