第 85 話 平山照継/シンフォニア の名曲 イノセンス を語る

平山照継/シンフォニア 1985年発表。

ノヴェラのリーダー、平山照継の「ノイの城」に続くソロ・アルバム第2弾!

ノヴェラに於いて圧倒的才能を見せた平山照継はソロ・アルバム「ノイの城」で自身の音楽性の集大成を惜しみ無く披露した。

それは目も眩む様な高いクオリティーで我々を圧倒したが、その創造の泉は渇れる事無くまたしても名作を作りあげた!

「ノイの城」はアルバム全体を通して物語になっていたが、今回は1曲の中に物語があって、様々なドラマが味わえる。

どの曲も平山氏の独特のセンスが光っていて、本当に素晴らしい!

また、ゲストに宮武“シリウス”和広がフルートで参加していて、より芸術性が高まっている点も見逃せない!小川さん、よく宮武さんを呼んでくれた!

それでは平山氏のヴォーカルをフィーチャーした名曲、「イノセンス(束の間の美)」をお届けしましょう。

<イノセンス(束の間の美)>

平山照継のあの独特の美しいギターが、メイン・テーマを奏でる。触ると壊れてしまいそうな儚さがある。コード進行も本当に美しい。

~ひとつの歌が~

平山氏は独特の声で歌う。静寂の中に漂う儚い美…

~その永遠の命を~

平山氏の独特の歌声は、この曲の永遠の命を見事に描き出している。詩も選び抜かれた言葉で、大切に綴られている。

~ひとつの窓を~

平山氏は光を求め、なおも思索の旅をつづける。

~その永遠の命を~

ブラス・シンセが壮大に第3テーマを響かせると、シリウスのフルートがメイン・テーマを奏で、束の間の美の極みに達する。

平山氏のギターが第3テーマを奏で、再びシリウスのフルート、そしてストリングスのクレシェンド。

ドラムのタムは、心のざわめき、揺らぎを表しているのだろうか。

そして意を決した様にタムが強く打ち鳴らされる!

無音の中、平山氏のギターが力強く響き渡る!

第2テーマが勇壮に奏でられる!暗がりの中から抜け出し、光の当たる世界に立ち向かう平山氏の決意の表れの様だ!

オクターブ上に移り、その精神(Spirit)は天空を舞う!

私は自由だ!

第3テーマがブラスと共に鳴り響き、そして再びメイン・テーマを平山氏のギターが奏でる。そこに込められた想いは…。

ストリングスのクレシェンド。

2回目は大きく、大きく響く!

最後のEメジャーで平山氏が辿り着いた世界、その景色は…。

<平山照継 / イノセンス 録音メンバー >

平山照継:ギター、ヴォーカル、シンセサイザー

笹井りゅうじ:ベース

西田竜一:ドラムス

小川文明:オルガン、ピアノ、シンセサイザー

宮武“シリウス”和広:フルート

そして小川文明さんのご冥福をお祈り致します。

平山照継 / シンフォニア の名曲 イノセンス(束の間の美)を語る。

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お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。

トリスタン

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“第 85 話 平山照継/シンフォニア の名曲 イノセンス を語る” への 2 件のフィードバック

  1. みんなのボヂオ より:

    平山氏の憂いのある歌声が染みますね。バンドとなったテルズ・シンフォニアの「時計」でも歌声を聴くことができますけど、NOVELAでコーラスを入れている姿も素敵ですー。

    1. トリスタン より:

      コメントありがとうございます。平山さんの歌声は独特の味があっていいんですよ。テルズ シンフォニアではよくフィーチャーされていて、楽しめます!

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