レザー・ウルフ/メタル・コーリング 1988年発表。
アメリカの正統派へヴィ・メタルと言えば何と言ってもこのレザーウルフである!
アイランド・レコードからの堂々のメジャー・デビュー・アルバムで、歴史的名盤!信じられないクオリティーで、アメリカのメタルの底力を見せられた思いである!
情熱的なヴォーカル!トリプル・ギター!哀愁のメロディー!ドラマチックな展開!パワー!メタルに望まれる全てがここにある!
北欧メタル、ヨーロピアン・メタルのファンの私もこうして次々に現れるハイ・クオリティーなアメリカン・メタル・バンドに圧倒されっぱなしである!
それでは1曲目の「Rise Or Fall」から「Share A Dream」までをお届けしましょう。
<Rise Or Fall>
シンセサイザーがホワっと鳴る中、クラシカルで美しく、もの悲しいアコースティック・ギターのアルペジオが奏でられる。
その上を美しいツイン・リードが哀愁のメロディーを奏でる。
マーチング・スネアがいつの間にか加わる。
「ジャジャジャジャッ!ジャッ!ジャッ!ジャッジャッジャー!」と荘厳にバンド・サウンドが轟く!とてつもないカッコ良さだ!
アメリカのバンドがこれ程クラシカルなアレンジをしてきた事に驚いた!さながらヨーロピアン・メタルの様な導入である!
ドラムのタムが力強く撃ち鳴らされ、ギターがパワー・コードを鳴らす!
ブレイクしてギターのスピード・プレイが放たれる!続いて複雑なリズムにあわせてギターの低音メロディー。アップテンポでそれがツインに!
変則的リズムでリフが始まり、 ヴォーカルはハイトーンでシャウト!
~Once a pawn this knight !~
情熱的なヴォーカルは歌い出す!変則的リズムとEm~D~C~B7と言うコード進行とメロディーの組み合わせが効果的だ!凄い!
~Thy Kingdom Come !~
分厚く荘厳なコーラスでサビが炸裂する!こんなに凄いサビがあるのか!凄過ぎてひれ伏すばかりである!
サビの締めくくりも素晴らしい!
2コーラス終わってアップテンポでギター・ソロ!二人のリード・ギタリストが交代でプレイしてツインになる!ドラマチック!
ヴォーカルのハイトーン・シャウトと共にスローダウン!
再び変則的リズムのリフ!
~Thy Kingdom Come !~
サビが繰り返される!
コーラスの余韻が続く中、アップテンポでツイン・リードが哀愁のメロディーを奏でる!
サビの終演型フレーズでビシッと終わる!
この1曲だけでも買う価値があるが、次の「The Calling」をはじめ、名曲揃いである!
<The Calling>
ミドルテンポのドッシリとしたリフで始まる。リズムが入ると思わず拳を振り上げてしまう!
~We hear the sound !~
ヴォーカルは哀愁のメロディーを情熱的に歌い、一気に引き込まれて行く!
~Hear me calling !~
サビは分厚いコーラスが炸裂し、もう一緒に歌うしかない!何てキャッチーでカッコいいフレーズだろうか!
アメリカのメタルの良い部分が結晶化した様なサビだ。
2コーラス目の「Recall !」の分厚いコーラスがまたカッコいい!
ギター・ソロはやはり交代でスリリングにプレイされるが、説得力のあるカッコいいソロだ!
3コーラス目はAメロが分厚いコーラスを伴って歌われるが、ライヴではもう大合唱だろう。
ビデオにもなった曲なのでご覧になった方も多いでしょう、レザーウルフを代表する名曲ですね。
<Share A Dream>
美しいキーボードのアルペジオに、ドラマチックなメロディーのヴォーカルが乗る感動のバラード。
なまっちょろいバラードでは無く、力強く壮大なバラードで思わず入り込んでしまう!
ヴォーカルはどこまでも情熱的で、分厚いコーラスが加わると本当に感動的!アメリカのメタル・バラードの名曲!
アルバム全体を通してドラマチックで、分厚いコーラスが支配していて力強い!情熱的なエネルギーが素晴らしく、アメリカのメタル史に残る名盤である!
〈LEATHERWOLF〉
Michael Olivieri:Vocals&Guitar
Geoffrey Gayer:Guitars
Carey Howe:Guitars
Paul Carman:Bass
Dean Roberts:Drums
LEATHERWOLF の名曲 を語る。
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