ジーノ/ZENO 1986年発表。
ジーノ・ロート、マイケル・フレクシグ、ウレ・リトゲンと言う伝説の3人によって結成された「ジーノ」のデビュー・アルバムで、歴史的名盤!
「フェア・ウォーニング」の母体としても有名である。その辺は今詳しく語りません。
東洋の神秘と言うか、オリエンタルな雰囲気満載で、何故ドイツからこの様な音楽が生まれたのか解らない。教えて…。
ウリ・ジョン・ロートの弟と言う事で、そのギターはやはり大自然の命の躍動を感じさせる素晴らしいものである!
しかし残念ながらジーノ・ロートは2018年2月に亡くなってしまった!何故こんな事に!
ウリ・ジョン・ロートと共に来日を予定していたというのに。
ステージにはジーノ・ロートの愛用のギターが置かれていた…。
それでは1曲目の「Eastern Sun」で追悼しましょう。
<Eastern Sun>
うっすらとキーボードが聞こえて来るとドラムのスネアが力強く鳴り響き、テーマ・メロディーが分厚い音で奏でられる!これはなんともオリエンタルで不思議なメロディーだ!
シャラ~ンと一呼吸置いて歌い出す。
~You gotta move on ~
テーマ・メロディーの下の音程である。そしてテーマ・メロディーに移行する。
~You hear the wind cry !~
この曲はこのテーマ・メロディーが決め手である!非常に印象的で、心に残る!
マイケル・フレクシグの声はこの音楽のためにある様な声で、ZENOのサウンドを決定付ける重要な要素となっている。
Bメロの、Am~G~F~B7と言うコード進行がまたなんとも神秘的で、ジーノ・ロートのただならぬセンスに驚く!
~You’re gonna shine on !~
テーマ・メロディーにこの歌詞が乗り、東方の太陽となって輝く!本当にいいメロディーだ!
2コーラス終わるとジーノ・ロートは大自然の叫びをギターで伝える!こんな事はただのギタリストに出来る事では無い!圧倒的な表現力である!
続いてスライドを効果的に使ったベースが静寂の中、神秘的に響き渡る。
その上にテーマ・メロディーがスキャットで歌われる。そして更にその上にマイケル・フレクシグがサビを歌う!
~You’re gonna shine on !~
テーマ・メロディーをギターが繰り返し、東方の太陽は西の彼方へと沈んで行く…。
この曲がフェア・ウォーニングによって演奏されたのは本当に感動的だった!またウリ・ジョン・ロートも度々ライブで演奏している!まさしく歴史的名曲である!
ジーノ・ロートのご冥福をお祈り致します。
〈ZENO〉
Zeno Roth:Guitars
Michael Flexig:Vocals
U. Winsomie Ritgen:Bass
ZENO の名曲 Eastern Sun を語る。
価格:1,500円 |
CD/キーパー・オブ・ザ・フレイム (解説対訳付)/マイケル・フレクシグ -ザ・ヴォイス・オブ・ジーノ/GQCS-90838 価格:2,750円 |
お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。
トリスタン
〈おすすめ記事〉
★メロディアス・ロックの記事はこちら
価格:2,750円 |