第 67 話 ジーノ/ZENO の名曲 イースタン・サン を語る

ジーノ/ZENO 1986年発表。

ジーノ・ロート、マイケル・フレクシグ、ウレ・リトゲンと言う伝説の3人によって結成された「ジーノ」のデビュー・アルバムで、歴史的名盤!

「フェア・ウォーニング」の母体としても有名である。その辺は今詳しく語りません。

東洋の神秘と言うか、オリエンタルな雰囲気満載で、何故ドイツからこの様な音楽が生まれたのか解らない。教えて…。

ウリ・ジョン・ロートの弟と言う事で、そのギターはやはり大自然の命の躍動を感じさせる素晴らしいものである!

しかし残念ながらジーノ・ロートは2018年2月に亡くなってしまった!何故こんな事に!

ウリ・ジョン・ロートと共に来日を予定していたというのに。

ステージにはジーノ・ロートの愛用のギターが置かれていた…。

それでは1曲目の「Eastern Sun」で追悼しましょう。

<Eastern Sun>

うっすらとキーボードが聞こえて来るとドラムのスネアが力強く鳴り響き、テーマ・メロディーが分厚い音で奏でられる!これはなんともオリエンタルで不思議なメロディーだ!

シャラ~ンと一呼吸置いて歌い出す。

~You gotta move on ~

テーマ・メロディーの下の音程である。そしてテーマ・メロディーに移行する。

~You hear the wind cry !~

この曲はこのテーマ・メロディーが決め手である!非常に印象的で、心に残る!

マイケル・フレクシグの声はこの音楽のためにある様な声で、ZENOのサウンドを決定付ける重要な要素となっている。

Bメロの、Am~G~F~B7と言うコード進行がまたなんとも神秘的で、ジーノ・ロートのただならぬセンスに驚く!

~You’re gonna shine on !~

テーマ・メロディーにこの歌詞が乗り、東方の太陽となって輝く!本当にいいメロディーだ!

2コーラス終わるとジーノ・ロートは大自然の叫びをギターで伝える!こんな事はただのギタリストに出来る事では無い!圧倒的な表現力である!

続いてスライドを効果的に使ったベースが静寂の中、神秘的に響き渡る。

その上にテーマ・メロディーがスキャットで歌われる。そして更にその上にマイケル・フレクシグがサビを歌う!

~You’re gonna shine on !~

テーマ・メロディーをギターが繰り返し、東方の太陽は西の彼方へと沈んで行く…。

この曲がフェア・ウォーニングによって演奏されたのは本当に感動的だった!またウリ・ジョン・ロートも度々ライブで演奏している!まさしく歴史的名曲である!

ジーノ・ロートのご冥福をお祈り致します。

〈ZENO〉

Zeno Roth:Guitars

Michael Flexig:Vocals

U. Winsomie Ritgen:Bass

ZENO の名曲 Eastern Sun を語る。

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お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。

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