ビスカヤ/北欧の戦士 1984年発表。
北欧メタルの伝説の名盤!ビスカヤ!
ヨーロッパ、シルヴァー・マウンテンの登場によって北欧メタルの素晴らしさを知ったファンは、更なる感動を求めてビスカヤを聞いた!
誰もがその素晴らしい様式美サウンドに酔いしれた!「北欧の戦士」と言うタイトルが示す通りの音楽が詰め込まれていた!
ヨナス・ハンソンの様な天才ギタリストはいないが、その代わりキーボードが素晴らしいプレイで、1曲目の「Howl In The Sky」や、A面ラストの「Biscaya」等、我々を北欧神話の世界に連れて行ってくれる!
<Howl In The Sky>
北欧の戦士ハリィデールは薄暗い森の中をさ迷い歩いていた。様々な魔力を持つ魔物達が棲むと言う伝説の森だ…。
「ひでえ所だ!こんな所にお宝が本当に有るのか?」
しばらくすると巨大な沼地に辿り着いた。死の臭気が漂う地獄の様な沼地だ。
突如!沼から巨大な怪物が姿を現し、ハリィデールに襲いかかる!その鋭い牙で噛みつかれたら一溜りもない!
「現れやがったな!相手になってやるぜ!」
ハリィデールは主神オーディンから魔力を授かったその槍で、怪物を迎え討つ!
~★~★~★~★~
この様な物語を描写したかの様なイントロが流れる!
とんでもないカッコ良さである!まさに我々を神話の世界に連れて行ってくれる!
続いて疾走する正統派ハード・ロックのリフがプレイされてヴォーカル登場!
パワフルなハイトーンで見事な歌いっぷりである!ヨーロッパの様な水晶のメロディーでは無く、正統派ハード・ロックのメロディーだ!
「Howl In The Sky !」
2バスが轟き北欧の戦士は吼える!
2コーラス終わるとブレイク!スリリングな速弾きギター!オルガンが交互に現れる!
ユーモラスな音のキーボード・ソロ、怒涛のギター・ソロに続いてチェンバロ風のシンセ・ソロが続く!
バロック風の循環コードで感動のクライマックスが堂々と奏でられる!これぞ様式美!
アルペジオ風のソロが続いて再びチェンバロ・ソロが現れる。
そしてバロック風のクライマックスが盛大に奏でられて頂点を迎える!まさに様式美!
こう言っちゃ何だが、その後大量に現れたネオ・クラシカルは確かにクラシカルだが、どうすればカッコ良く聞こえるかがまるで解っていない!この曲を聞いて勉強し直した方がいい。
再びヴォーカル・パート!パワフルなハイトーンだ!実にいい。
「Howl In The Sky !」
2バスが轟き北欧の戦士は吼える!
最後はビシっとキめて物語は終わる!
沼地でハリィデールに仕留められた怪物は小さくなって家来になり、ジャケットの通りになった…。
〈BISCAYA〉
Mats Clausen:Vocals
Paer Edwardson:Guitars
Magnus Stroemberg:Keyboads
Hans Johansson:Bass
Birger Loefman:Drums
BISCAYA / Howl In The Sky を語る。
価格:1,078円 |
お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。
トリスタン
〈おすすめ記事〉
価格:1,100円 |
価格:1,408円 |