第 5 話ヴィエナについて語るパート2 | トリスタンのRock Sanctuary

突如飛び込んで来たヴィエナ解散のニュースはあまりにも衝撃的だった！

一体何故なんだ！この当時はもう上野さんに会う機会もなく理由は分からなかった。

現在再発されているCDのライナー・ノーツの中で上野さんはドラムの西田の脱退が理由であると言っている。なんだよー西田さん辞めないでくれよー。

アルバム発売ライブが予定されていたが、解散ライブになってしまった！このライブは友人二人と見に行く予定だったが、何とその数日前、昭和天皇が崩御されるという大事件が起こり、世の中は自粛という事態になってライブは延期になってしまった！

そのせいで一人の友人は仕事の都合で見に行けなくなってしまった！可哀想に。

そして解散ライブは新宿パワー・ステーションで行われた。冒頭で西田が一人で出てきてのドラム・ソロから始まった。そしてGatheringへと繋がる構成であった。素晴らしいライブであった。これを最後にもう見れなくなるとは。

そしてアンコールでは藤村が「僕の友人が来ている」と言って出て来たのは何とラウドネスの二井原実であった！会場は一転して物凄い盛り上がりになった！さすがに世界の二井原実は盛り上げ方もうまい！歌ったのはハイウェイ・スター！興奮のるつぼである。

二井原は「ラウドネスが一番難しい事をやっていると思てたけど、もっと難しい事をやっているバンドがいた！」とヴィエナの音楽に驚いていた。

しかしこれほどの音楽をもってしても、盛り上げると言う事に関してはハード・ロックにはかなわないという事を思い知らされた。最後に壮大なバラードSleepless nightでしっとりと終わった。

この日のライブは、その後ライブ・アルバムとして発売された。冒頭のドラム・ソロはカットされていた。このライブ・アルバムは我が妹の愛聴盤になっている。

ヴィエナの解散は上野さんにとってもどれだけ無念だった事だろうか。その何年後かに一時再結成してライブをやったようです。

93年にドラムに菅沼孝三さんを迎えて再結成したライヴ映像を発見しました！

ヴィエナ。

ジャパニーズ・プログレ・シーンに彗星の如く登場し、瞬く間に消えていった幻のスーパー・グループであった。

〈VIENNA〉

藤村幸宏：Guitars

塚本周成：Keyboads

西田竜一：Drums

永井敏己：Bass

VIENNAについて語る。

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お越し頂き、ありがとうございました。またお逢い致しましょう。

トリスタン

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