第233話 フェア・ウォーニング /Light In The Dark を語る

〈ヘルゲ・エンゲルケ追悼〉

フェア・ウォーニングのギタリスト、ヘルゲ・エンゲルケが4月28日に61歳の若さで亡くなりました。

あまりに突然の事で、受け止められませんでした。新譜を昨年発表したばかりで、まだまだこれからという時でした。

ツイッター上は沢山の悲しみの言葉で一杯でした。私も沢山の追悼をしております。

本当に残念です。悲しくて仕方ありません。しかし上を向いて歩かなければなりません。

ヘルゲの意思を継いで出来る限りの事はしていきたいと思います。

ヘルゲ・エンゲルケのご冥福をお祈り致します。

1996年、フェア・ウォーニングの新曲「Angels Of Heaven」がEPとして発表されました。そのカップリング曲の中の1曲が「Light In The Dark」です。

待望の新曲「Angels Of Heaven」は私達を感動、興奮のるつぼに叩き込みましたが、それだけではなかったのです。このカップリング曲「 Light In The Dark」は更なる戦慄を与えました。

当時トミー・ハートはウリ・ジョン・ロートの「プロローグ 天空伝説」に参加しており、「Bridge To Heaven」という名曲を歌いました。

★YouTube/Bridge To Heavenはこちら

この「Light~」はその名曲を思わせる仕上がりで、なんとも格調高い作風となりました。曲はウレ・リトゲン作でメロディーそのものは従来のフェア・ウォーニングらしいです。

しかしオーケストラを導入し、ドラマチックで優雅に演出されたアレンジはウリの名曲に並ぶもので、本当に素晴らしいです。

やはりクライマックスとなるのが間奏のヘルゲ・エンゲルケのギター・ソロです。ウリ直系のスカイギターが天空に向かって羽ばたくように登場する様は本当に感動的です。

歌詞も希望と慈愛に満ちたもので、荘厳なコーラスに彩られ、まさに生命讃歌と言えます。

この名曲がアルバム本編ではなく先行EPのみの収録となったのは特別な意義を感じます。(のちにボーナス・トラックとなる)

★YouTube/Light In The Darkはこちら

とても大切な1枚となりました。

EP〈ANGELS OF HEAVEN〉

1)Angels Of Heaven

2)I’ll Be There

3)Without You(EP Version)

4)Light In The Dark(For EP Only)

5)Angels Of Heaven(Karaoke Version)

〈FAIR WARNING〉

Tommy Heart:Lead Vocals

Helge Engelke:Guitars

Andy Malecek:Guitars

Ule W. Ritgen:Bass

C C Behrens: Drums

FAIR WARNING / Light In The Dark を語る。

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お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。

トリスタン

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