ピンク・フロイド/神秘 1968年発表。
デヴィッド・ギルモアが参加した最初のアルバムであり、初期の代表作。
この作品からはピンク・フロイドが太古の神々や宇宙、大自然と融合しながら音楽を生み出していた、あの超次元的な生命の息吹を感じる。
フィルム作品「ライヴ・アット・ポンペイ」と共に私のフェイバリット作品であり、タイトルが示す通りまさに「神秘」の世界である!
ピンク・フロイドの作品はどの時代のものも素晴らしい。「狂気」も「炎」も「ザ・ウォール」も「鬱」も、そのどれもが魅力に溢れている。甲乙つける必要は全くない。ただ「神秘」が好きなだけである。
〈A Saucerful Of Secrets〉
side A
1)Let There Be More Light/光を求めて
未知の生命体との邂逅か?メイン・リフ、テーマ・メロディーは、未だ見ぬ世界へと我々を誘う!
サビはゾクゾクするカッコ良さである!エンディングのギルモアのギター・ソロは深遠な響きに満ちている!
2)Remember A Day/追想
不気味な出だしに続いて重いドラムが入って来る。曲そのものはブリティッシュ・ロックならではの哀愁に満ちたものである。
ピアノの音が気品に溢れていて美しい。この頃のリック・ライトの曲は本当に素晴らしい!
3)Set The Controls For The Heart Of The Sun/太陽讃歌
このアルバムを代表する曲で、太古の神々、宇宙、大自然との融合を感じさせる!まさにピンク・フロイドならではの音楽である!
繰り返される呪文の様なメロディーは、生命の輪廻の永遠性に符合するのか。
ライヴでは演奏を重ねるごとにエスカレートして行き、その表現は更に深みを増す!
4)Corporal Clegg
バリエーション的意味合いを感じる曲。それでも一筋縄ではいかないヒネリが効いている。
side B
5)A Saucerful Of Secrets/神秘
アルバム・タイトル曲でジャケットが示す通り神秘の世界が繰り広げられている!
実験的で不可思議な音の連なり、繰り返されるドラム・パターン、撃ち鳴らされるピアノ、銅鑼、最後に現れる神聖な和音とコーラス!
この様な音楽が生み出される事が信じられない!生で聞きたいものである!
6)See-Saw
リチャード・ライトの描く淡い世界観
ひとときの儚い記憶が甦る
英国の香りに包まれ穏やかな時は流れる
メロトロンの優美な響きは夢か幻か
郷愁の歌声は心にしのびこむ
幻想的な雰囲気に包まれた名曲。
7)Jugband blues
何とシド・バレットの曲である。ピンク・フロイドに残した最後の作品と言う事か。相変わらず独特の世界感である。その世界の中で永遠に生き続ける事だろう。
★~★~★~★
サウンドトラックの「モア」、「ウマグマ」等、この時期のピンク・フロイドは本当に味わい深い。
そしてシド・バレットとリック・ライトのご冥福をお祈り致します。
〈Pink Floyd〉
David Gilmour:Guitars&Vocal
Roger Waters:Bass&Vocal
Richard Wright:Keyboads&Vocal
Nick Mason:Drums
Syd Barrett:Guitars&Vocal
Pink Floyd/A Saucerful Of Secretsを語る。
価格:2,750円 |
ピンク・フロイド 全スタジオ・アルバム徹底検証【メール便を選択の場合送料無料】 価格:3,080円 |
お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。
トリスタン
〈おすすめ記事〉
【PINK FLOYD/ピンクフロイド】大人・メンズTシャツ 『メンバー (BK)』 バンド ロック サイケデリック プレゼント アメリカ雑貨 アメリカン雑貨 オシャレ 価格:3,850円 |
価格:1,320円 |
ブリティッシュプログレッシヴロック100/岩本晃市郎【合計3000円以上で送料無料】 価格:2,530円 |