第111話 ジョン・ノーラム/フェイス・ザ・トゥルース を語る

ジョン・ノーラム/フェイス・ザ・トゥルース 1992年発表。

ヨーロッパを脱退してソロ・アルバム「Total Control」を発表、その後ドン・ドッケンと共に活動していたジョン・ノーラムは、ついに念願のヴォーカリストと作品を作り上げた!

〈グレン・ヒューズ〉

本当にグレン・ヒューズとアルバムを作ったのだ!素晴らしい!ヨーロッパを脱退したジョン・ノーラムの一つの頂点とも言える歴史を残したのだ!

超一流のギタリストと超一流のヴォーカリストが夢の融合を果たした作品は本当に興奮する!

ツェッペリン、ディープ・パープル、レインボー、ウリ・ジョン・ロート時代のスコーピオンズ、マイケル・シェンカーとグラハム・ボネットの「黙示録」等、色々ある。

ケミストリーは重要である!ここを間違えるとダメである。これ以上言うと悲しい事になるのでもう言わない。

とにかくここにまた一つの全ロック・ファンの必聴作品が生まれたのである!と言ってももう28年も前の事である。

〈FACE THE TRUTH〉

1)Face The Truth

アルバム・タイトル曲。1曲目にふさわしい正統的ハード・ロック・ナンバー。ヴォーカルもギターも絶品!

2)Night Buzz

ハード・ロックらしいダークでキャッチーなサビが素晴らしい名曲。ひょっとしてヴォーカルはジョンか。

3)In Your Eyes

美しいバラード。グレンの歌唱力の深さがよくわかる。ギター・ソロも美しい。

4)Opium Trail

シン・リジィのカヴァーで、ジョン自身が歌っている。「Wild One」同様素晴らしい。禁句だが、Black Star Ridersより断然良い。

5)We Will Be Strong

ジョーイ・テンペストとの久々の共演という事で、「Wings Of Tomorrow」の作風を期待していたら、「Out Of This World」の作風のサビがいきなり登場して驚いた!

6)Good Man Shining

シャッフルのリズムに乗った軽快なナンバーであるが、見事な名曲である。サビが気持ちいい。そして最後にキーが上がるのがいい。

7)Time Will Find The Answer

ワウを掛けたジョンの泣きのギターから、シン・リジィ風のリフ、そして美しいメロディーへ。

サビはそのリフの上にタイトルが美しいメロディーで歌われる。ギター・ソロも本当に美しい。

8)Counting On Your Love

軽快なビートに乗った曲で、ゲイリー・ムーアの「Out Of My System」っぽい。

9)Endica

インストで、ジョンのギターが堪能出来るが、ヨーロッパ初期のインストの様な哀愁のメロディーは出て来ない。

10)Still The Night

「フェノメナ」の1stに収録されていた曲。ジョンのギターで、さらにハイレベルな曲に仕上がった!グレンの歌もさらに凄くなっている。

11)Distant Voices

私がこよなく愛する16ビートのハード・ロック!やった!

勇ましいリフから始まり、ゲイリーの「Nuclear Attack」ぽい歌い出し、そしてグレンの鬼神の様な歌声!タイトルを叫ぶ完璧なサビ!ジョンの圧倒的なギター!何もかもが素晴らしい!

このアルバムのハイライトであり、このアルバムに望む理想像が完璧な姿で表現された歴史的名曲!

★YouTube/Distant Voicesはこちら

グレン・ヒューズと組んで1st、2ndのベスト選曲プラス、ディープ・パープル、ヨーロッパの曲で完璧なライヴ・アルバムが作られていたら、どれ程素晴らしい作品になった事かと思う。ああ~聞きてえ~!!

JOHN NORUM :Guitar&Vocals

GLENN HUGHES :Vocals

Peter Baltes :Bass

Hempo :Drums

Joey Tempest :Vocal

JOHN NORUM / Face The Truthを語る。

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お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。

トリスタン

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