第108話 ジョー・リン・ターナー/レスキュー・ユー を語る

ジョー・リン・ターナー/レスキュー・ユー 1985年発表。

ディープ・パープル再結成のために、リッチー・ブラックモアはレインボーを解散させた。

そしてジョー・リン・ターナーは自らのバンドを率いてソロ・アルバムを作り、ミュージック・シーンに帰ってきた!

メンバーには、フォリナーのアラン・グリーンウッド(Key.)、レインボーのチャック・バーギ(Dr.)が名を連ねている。

そしてプロデュースは何とロイ・トーマス・ベイカー!これは期待してしまう。

内容はやはり、期待を裏切らない見事なメロディアス・ロック!所々時代を感じさせるサウンドが聞けるが(悪い意味)、それは些細な問題である。

メロディー・ラインは随所にレインボーを思わせる部分があり、いかにジョーがレインボーの曲作りに於いて重要な役割を果たしていたかが判る。

そして何と言ってもジョーのヴォーカルの素晴らしさである!このエモーションに溢れた歌声、表現力は他に比べるとしたらもうスティーヴ・ペリー位しかいない!

この素晴らしいアルバム(ギタリストが地味だが)を携えてジョーの未来は成功間違いなし!

と言いたいところ。

その後イングヴェイと組み、その後ディープ・パープル加入!その後またソロ、マザーズ・アーミー、梶山章、HTP、オーヴァー・ザ・レインボー、サンストーム、他、波乱の経歴を生きる事になるとは。

〈Rescue You〉

1)Losing You

レインボーの流れを汲むメロディアス・ロックの名曲!ジョーは素晴らしい声と表現力で青筋立てて歌っている。時代を感じさせるサウンドが出てくる。当時はこれがクールだったんだな。

★YouTube/Losing Youはこちら

2)Young Hearts

メジャーキーのポップな曲だが、さすがにこの位置にあるだけあってなかなかいい曲。ジョーの声あってこそとも言える。

3)Prelude

前曲からつながり、次の曲の導入になっている。

4)Endlessly

このアルバムのハイライトと言える歴史的名曲!この哀愁のメロディー!イントロのキーボードのアルペジオからして感動的!

ジョーの魅力が存分に堪能出来る素晴らしいバラードだ!

★YouTube/Endlesslyはこちら

5)Rescue You

アルバム・タイトル曲。ソウルフルな歌い出しが魅力的な名曲。ドラムが妙にカッコいい。しかしギターが活躍しない。

6)Feel The Fire

ポップな曲

7)Get Tough

強くなる事を勧める曲

8)Eyes Of Love

マイナーキーのラブソング

9)On The Run

マイナーキーのロック

10)Soul Searcher

ジェネシスの「ママ」を思わせるドラムから始まる哀愁のメロディアス・スロー・ロックの名曲!バラードか?

6~9曲目は普通の出来だが、この曲は桁違いの素晴らしい出来!「Endlessly」と並んでもはや「Street Of Dreams」に匹敵する素晴らしさ!後はギターの問題だな。

★YouTube/Soul Seacherはこちら

11)The Race Is On

最後を飾るノリのいい曲。

いいアルバムを何枚も発表し、何度も来日して私達を楽しませてくれたジョー、ありがとう。

今どうしてるんだろう?

JOE LYNN TURNER / Rescue You を語る。

お越し頂き、ありがとうございました。また お逢い致しましょう。

トリスタン

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